ホンダ「次は失敗できない」 今年投入の新型「フィット」でハイブリッドの方向性示す!

ホンダのハイブリッドより簡素なシステムながら、販売好調な日産の「e-POWER」

 ホンダのハイブリッド開発者と話をして強く感じるのは、日産の「ノート」や「セレナ」が搭載する「e-POWER」を不愉快に思っていることです。

日産「ノートe-POWER」

 日産が開発したe-POWERのメカニズムは、ホンダのスポーツハイブリッドi-MMDと基本的には同じです。正確にいえば、e-POWERには高速巡航時にエンジンがホイールを直接駆動する機能が備わらず(日産の開発者は「コスト低減のため」だと述べました)、スポーツハイブリッドi-MMDに比べて簡素化されています。

 エンジンの排気量も、スポーツハイブリッドi-MMDは直列4気筒1.5リッターと2リッターですが、e-POWERはノートもセレナも直列3気筒1.2リッターのみです。

 日産は『電気自動車の新しいカタチを充電いらずで』『日産がやらなくて、ほかに誰がやる』とe-POWERを大々的に宣伝して、まったく新しいパワートレーンのようなイメージを植え付けました。

 このイメージ戦略によって、e-POWERを搭載したノートとセレナは好調に売れて、販売ランキングの上位に入っています。2018年(暦年)は、ノートが小型/普通車の販売1位、セレナはミニバンの1位でした。

 実際にはほかに日産の売れ筋車種がなく、販売がノートとセレナに集中したという経緯もありますが、ホンダのスポーツハイブリッドi-MMDの開発者としては、e-POWERの人気が面白くないのでしょう。

新型フィットはi-MMDを搭載して2019年中に発売予定

 現在は自動車公正取引協議会から禁止されていることもあって表現が改められましたが、日産は運転支援機能の「プロパイロット」も『自動運転』と宣伝していたことがありました。(どの自動車メーカーでも『自動運転』という表現は使用禁止です)

 日産の大げさな宣伝に関する話を聞いていくと、見えてくるのはコスト低減です。今の日産は新型車の国内発売が1~2年に1車種で、e-POWERも直接駆動の機能を省きました。CMなどの宣伝も同様で、使える予算が少ないのです。

 そうなると低コストで手っ取り早くCM効果を高められるのは、キャッチコピーでしょう。『やっちゃえ日産』と聞けば、他メーカーに忖度しないで、凄い技術を価格破壊の安さで搭載するように聞こえます。

 ホンダの開発者が不愉快に思うのも当然で、ノートe-POWERに対抗すべく、2019年中に発売予定の新型フィットはスポーツハイブリッドi-MMDを搭載するといわれています。

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コメント

2件のコメント

  1. モーターのみの駆動供給にすることによって、なめらかな加速とコストダウンまで実現出来て画期的なことだと思うが?
    ホンダの技術者が本当にこんなことも理解できないとは思えないのだが?

  2. 見た目のデザインとカラーリングでFit4はだめでした。
    運転視界も評判ほどではなくがっかりしました。
    ファミリーカーとはいえ燃費だけ良ければという時代は過ぎました。まあクロスターがギリギリ及第点。このシートだけは良いと思いました。