なぜ名称異なる? 「ハイオク」「無鉛プレミアム」と各社で呼び名が違う理由とは
燃料入れ間違いの要因?名称の統一化はしないのか?
燃料名称の違いについては、さまざまな背景があった上で使われているようです。しかし、近年「燃料の入れ間違い」は後を絶ちません。なぜ、名称の統一をしないのでしょうか。
石油元売り会社で構成される石油連盟は、異なる燃料名称について次のように説明します。
「街中のガソリンスタンドと自動車メーカーでの呼び方が異なる件については、一概には説明できません。しかし、ガソリンスタンドでも『ハイオク』、『プレミアム』と呼び方が異なるようです。
また、石油業界と自動車業界にて名称を統一するという話はいまのところありません。また、もし話し合うとしても、車検証を発行する陸運局や国土交通省など、さまざまな関連団体との調整が必要となるため、名称の統一は難しいと思われます」
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以前から軽自動車に「軽油」を入れてしまう問題も発生しています。最近では、自動車メーカー各社独自に「無鉛レギュラー」「無鉛プレミアム」「軽油」といったシールを給油口に貼り付けしています。
さらに、ガソリンスタンドでも「レギュラー」「ハイオク」といった表記シールを配布(貼り付け)しているところも存在。それぞれに『入れ間違い問題』への対応策を行っているのです。
このようなシールによって、セルフ式ガソリンスタンドでのユーザー自身による『入れ間違い』や店員の給油ミスを減らすことに繋がります。
【了】
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