トヨタ新会社「KINTO」設立 人とクルマの新しい関係を提案する月額定額サービスを展開
トヨタは、好きなクルマ・乗りたいクルマを自由に選び、気軽に楽しみたいというユーザーのニーズに応えるため、新会社「KINTO」を設立。2種類のサービスを展開していくと発表しました。
変化するユーザーのニーズに応える「KINTO」のサービス
トヨタは、人とクルマとの新しい関係を提案する月額定額サービス「KINTO ONE」「KINTO SELECT」の運営会社として、「株式会社KINTO」(以下、KINTO)を設立しました。
必要な時にすぐ現れ、思いのままに移動できる「筋斗雲」を社名のイメージとした「KINTO」は、ユーザーが「もっと気楽に楽しくクルマとお付き合いいただける新しいクルマの持ち方を提案」することを目的とした新会社です。
具体的なサービスの内容は、3年間で1台のトヨタブランド車に乗れる「KINTO ONE」と、3年間で6種類のレクサスブランド車を乗り継ぐことができる「KINTO SELECT」の2種類で、「KINTO ONE」は2019年2月6日から、「KINTO SELECT」は3月1日から東京都内のトヨタおよびレクサス販売店でトライアルを実施するといいます。
今回の発表によると、いずれのサービスとも、任意保険の支払いや自動車税、登録諸費用、車両の定期メンテナンスがパッケージ化されており、月額定額で利用することが可能です。
現時点で発表されている対象車種は以下の通りです。
●KINTO ONE
・プリウス 月額料金(消費税込)4万9788円から
・カローラスポーツ 月額料金(消費税込)5万3460円から
・アルファード 月額料金(消費税込)8万5320円から
・ヴェルファイア 月額料金(消費税込)8万1000円から
・クラウン 月額料金(消費税込)9万7200円から
●KINTO SELECT
ES300h/IS300h/RC300h/UX250h/RX450h/NX300h
上記6車種から選択、6か月ごとに乗換
月額利用料 19万4400円
また、「KINTO」によるサービスの全国展開は夏以降を予定しているといいますが、2019年秋以降にはラインナップも拡大していくと発表されています。
クルマをつくる会社から、モビリティに関わるあらゆるサービスを提供する「モビリティ・カンパニー」への変革を目指すトヨタの新たな施策が、今後どのような形で進化するのか注目したいところです。
【了】