まるで別のクルマ!? マイナーチェンジで大変身したクルマ5選
本当にマイナーチェンジ? と思わせた「プロボックス/サクシード」
●トヨタ「プロボックス/サクシード」
トヨタを代表するビジネスバンといえば「ハイエース」と「プロボックス/サクシード」ですがどちらも10年を軽くオーバーするロングセラーです。もともと商用車は新型が出ると長く売るのが一般的で、細かな改良は2年から3年ごとに行なわれています。
しかし、2014年に「プロボックス/サクシード」はマイナーチェンジとは思えないほどの変更を受けることになりました。
まず、先代まで「プロボックス/サクシード」は前後のデザインと、内装、積載量、全長が異なっていましたが、マイナーチェンジを期にエンブレム以外統一されます。
そして、フロントのデザインと内装のデザインは完全に変更されました。内装は先代以上に使う人に寄り添うアイデアが盛り込まれています。衝突被害軽減ブレーキなどの先進安全装備も搭載されています。
また、2018年8月にはハイブリッド車もライナップに加わりました。
2002年に発売され17年も経ちますが、マイナーチェンジを受けたことでまだまだ現役を続行することになりそうです。
●スバル「インプレッサ」
スバル「インプレッサ」というとラリーに代表されるモータースポーツでの活躍で、走りを重視するユーザーに絶大な人気を誇ったモデルです。
現在販売されている「インプレッサG4/スポーツ」は、かつてのポジションを「WRX」に譲り、オーソドックスなセダン、ワゴンとなっています。
その「インプレッサ」ですが、これまで高性能版である「WRX/WRX STi」グレードのアップデートと併せて、大規模な改修を行なった歴史があります。
とくに顕著だったのが2000年から2007年まで販売されていた第二世代です。
2000年のデビュー時は円形のヘッドライト(通称:丸目)でしたが、2002年には横長型(通称:涙目)、2005年につり上がった精悍な印象(通称:鷹目)へと、変化しました。
これだけ短期間に変更を繰り返したのは、やはりデザインが不評だったということがあったようです。
なお、ヘッドライトの形状変更は、ボンネットやフロントフェンダーの造形にも影響がありますので、コストも相当かかっていたと思います。