道路の表示や横断歩道はいつ誰が塗り直す? 剥がれ具合の意外な判断基準とは
道路にはさまざまな標示がペイントしてありますが、場所によっては塗料が剥がれて見づらい場合もあります。では路面標示は、いつ、誰が塗り直しを行なっているのでしょうか。関係各所に聞いてみました。
塗り直しを判断する基準は目視!?
制限速度や「とまれ」の一時停止指示、専用通行帯に横断歩道など、道路にはさまざまな標示がペイントされています。日頃から運転し、慣れた道であれば、それほど意識することなく走行しているかもしれません。
しかし場所によっては、標示のペイントが剥がれていて何を示しているのかわからないといった経験をしたことがある人もいると思います。クルマに限らず、道路を安全に通行するために重要な路面標示ですが、その補修作業に周期はあるのでしょうか?
そこで、まず警察署に路面標示の補修に関してヒアリングしてみました。
──道路の表示や横断歩道、どれくらいの周期で塗り直しますか。
周期はとくに定めていません。交通量など場所によって劣化の度合いが違いますので、現場で目視して、担当者が見えなくなっていると判断した場所から、順次、業者に依頼しています。
──たとえばスクランブル交差点など、人通りの多い道路はいつ補修を行なうのでしょうか。
各管轄の警察署が判断しています。道路を通行止めにするなどの必要がある場所、人通りの多い場所、交通量の多い場所は夜間に作業する場合もありますが、その判断も各署が行なって道路使用許可を出しています。
──標示塗装の劣化具合を示す指標はありますか。
とくに劣化を定めた指標は持っていません。あくまでも現場で視認によって難が認められるところから作業を行なっています。
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