トヨタ 新型「プリウス」発売開始 不評デザインをヤメ、燃費よりも安全を重視した新型モデルの特徴とは
2018年11月に開催された「ロサンゼルスモーターショー」にて世界初公開されたトヨタ「プリウス」のマイナーチェンジモデル。注目されるフロントフェイスの大幅変更や進化したポイントを紹介します。
大人しめなデザインに変更した新型「プリウス」
米LAショー2018で世界初公開され、日本でも大きな話題となったトヨタ新型「プリウス」が、2018年12月17日、日本市場でも発売を開始しました。日本では「歌舞伎顔」とも揶揄され、デザイン面が不評だった4代目プリウスですが、今回のビッグマイナーチェンジにより、フロント・リアの大幅なエクステリアデザイン変更などが実施されています。
世界初の量産型ハイブリッド車としてデビューし、ハイブリッドの代名詞として人気を博してきたトヨタ「プリウス」。現行型はトヨタのクルマづくりを大きく変えるTNGA採用第一弾モデルとして華々しくデビューした4代目となります。しかし、この4代目プリウスは外観デザインが不評だったため、人気は低迷。そのネガとなっていたデザインに歴代プリウスでも初となる大幅なメスが入りました。
今回のビッグマイナーチェンジを受けた新型プリウスについて、トヨタ広報部は次のように話します。
「デザイン面では、従来モデルオーナーからも“抵抗があった”という声やクルマを選ぶ段階でも“デザインが残念”という声が多かったようで、デザインを変えなければということで変更して、プリウスの良いところを見てもらうためにも、『好んで頂けるデザイン』にしています。
今回の訴求ポイントは安全面です。『トヨタセーフティセンス』を全車標準したことで、安全に運転してほしいです。また、燃費については、グレードEにも安全装備を採用したため重量増となり、数値的には前モデルより40.8km/Lから39.0km/Lと下がっていますが、これも安全性を重視した結果と言えます」と話します。