トヨタ 新型「プリウス」発売開始 不評デザインをヤメ、燃費よりも安全を重視した新型モデルの特徴とは
外観デザインだけではなく、安全面、利便性も大幅向上
新型「プリウス」の主な変更点として、外装(フロントフェィス・リアテールランプの形状変更)や内装(内装パネルのブラック加飾化)をはじめとするデザインを歴代モデルのもつ先進イメージを残しつつ、洗練されたデザインへと変わっています。
新型「プリウス」の主な変更点として、外装(フロントフェィス・リアテールランプの形状変更)や内装(内装パネルのブラック加飾化)をはじめとするデザインを歴代モデルのもつ先進イメージを残しつつ、洗練されたデザインへと変更。
今回の新型「プリウス」のボディサイズは、全長4575mm×全幅1760mm全高1470mm(1475mm)とモデルチェンジ前の全長4540mmに比べて、35mm長くなっています。
利便性では、上位グレードの装備としてコンソール内設置された「ワイヤレス充電」のトレイ部を近年のスマフォ巨大化に合わせスペースを拡大したほか、夏場のシート蒸れを解消する吸い込み式のベンチレーションを新たに前席へ採用するなど日常の使い勝手の向上も図っています。
新型「プリウス」は、今年6月に発表された「クラウン」や「カローラ スポーツ」に採用された専用通信機DCMを搭載することで「コネクテッド・カー」を継承。LINEアプリによる「プリウス」との会話やオペレーターに口頭で情報検索や目的地設定の依頼が可能なサービス、音声対話で目的地の検索・設定が可能なエージェントシステムなど“つながるクルマ”へと進化しました。
カーナビゲーションシステムは、現行「プリウス」の派生モデルであるプラグインハイブリッド車「プリウスPHV」にも採用されている縦型11.6インチのメーカーオプション、または従来の横型のディーラーオプションカーナビから選ぶことが可能です。
安全面では、トヨタの衝突回避支援パッケージ「トヨタセーフティセンス」を全車に採用、従来エントリーグレード(グレードE)にはありませんでしたが、近年の安全性に対する考えのもとすべてのモデルで標準装備になりました。
マイナーチェンジ後のカラーリングは、新色の「ブルーメタリック」と「エモーショナルレッドII」を加えた全9色を設定。サスペンションやホイールサイズがよりスポーティとなる「ツーリングセレクション」には、幾何学調ルーフフィルムを採用した2トーン仕様も用意されています。
新型プリウスは、新たなデザイン採用に加え、安全性や利便性も向上させています。これまでの不人気理由だった“ネガ”要素が消え、再びプリウス人気が復活するのか注目されます。