1.6リッターで304馬力! トヨタ本気の「四駆スポーツカー」に注目! 6速MT&軽量化で走りが凄い! 一番安い「GRヤリス RC」魅力と注意点とは!
1.6リッターで304馬力というハイパワーを誇るトヨタ「GRヤリス」は、最も安価な「RC」グレードが361万円台という設定です。最安グレードの魅力と、購入前に知っておきたい注意点を解説します。
トヨタ本気の「四駆スポーツカー」最安モデルに注目!
現在、モータースポーツの現場で躍進を続けているトヨタ「GRヤリス」。WRC(世界ラリー選手権)などで得た知見を注ぎ込んで開発された本格スポーツモデルであり、ノーマルの「ヤリス」とは一線を画すハイパフォーマンスカーです。
主要グレードは400万円台後半から500万円台が中心の価格帯ですが、モータースポーツ参戦用ベースグレードである「RC」の6速MTモデルは361万7200円(消費税込)と、手に取りやすい価格設定となっています。
上級グレードと同じ最高出力304馬力(224kW)、最大トルク400Nmを発揮する1.6リッター直列3気筒インタークーラーターボエンジンを搭載し、駆動方式も同様に電子制御多板クラッチ式のフルタイム4WD「GR-FOUR」を採用。
走りの根幹をなすユニットが同一であることを考えると、361万円台という価格は魅力的に思えます。
なぜこれほどの価格差があるのでしょうか。

名前に「ヤリス」とついているものの、GRヤリスは一般的なコンパクトカーのヤリスとは骨格レベルで全く異なる専用設計のクルマです。
モータースポーツで勝つことを目的に作られたGRヤリスは、車体前半にコンパクトカー用の骨格を使いつつ、リア側にはスポーツ4WDシステムや本格的な独立懸架サスペンションを収めるため、1サイズ上の上級車用プラットフォームを組み合わせた特別な構造を採用しています。
さらに全幅1805mmに達する専用のワイドボディを採用し、トランスミッションは6速MTに加え、最新モデルでは8速ATの「GR-DAT」も選択可能となりました。
そして、RCが安価に設定されている最大の理由は、モータースポーツ参戦時の競技車両への改造を前提として装備を極限まで削ぎ落としているからです。
ヘッドランプはシンプルなプロジェクター式ハロゲンとなり、スマートエントリーシステムやディスプレイオーディオといった現代的な快適装備も省かれています。
こうした徹底的な装備の簡略化や17インチホイールの採用などにより、上位グレードの「RZ(6速MTモデル)」と比較してRCは車両重量が30kg軽く仕上げられています。
ただし、購入にあたって最も注意したいのがエアコンの仕様です。RCの標準状態は冷房機能が付いていない「ヒーターのみ」のスパルタンな設定となっています。
日常の乗用車として普段使いするのであれば、メーカーオプションの「左右独立温度コントロールフルオートエアコン(13万2000円)」の追加が実質的に必須となるでしょう。
最新モデル(26式)では、モータースポーツ参戦で得られた知見を基にさらなる熟成が図られました。
小径化とグリップ形状の見直しにより操作性を高めた新デザインの「GRステアリング」を採用したほか、高負荷での旋回時にも適切なアシスト量を確保できるよう電動パワーステアリング(EPS)の制御を最適化。極限域での扱いやすさとステアリングフィールがより向上しています。
一方で、防音材の削減などにより車内に入ってくるロードノイズや振動は大きめです。さらに1.6リッターの小排気量で304馬力という高出力を発生させるパワーユニットゆえ、走行後の油脂類メンテナンスや定期的なチェックを怠らない姿勢が求められます。
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361万円台から手に入るGRヤリスRCですが、エアコンなどの必要なオプションを追加していくと実質的な乗り出し価格は上がります。
サーキット走行やジムカーナなどの競技ベース車として設計されているため、静粛性や日常の快適性を求める人にとっては慎重な検討が必要ですが、トヨタが本気で鍛え上げた304馬力のマシンをこの価格帯で手に入れられるのは、非常に贅沢だといえるでしょう。
Writer: くるまのニュースライター 金田ケイスケ
2000年代から新車専門誌・輸入車専門誌編集部を経て独立。専門誌のみならずファッション誌や一般誌、WEB媒体にも寄稿。
中古車専門誌時代の人脈から、車両ごとの人気動向やメンテナンス情報まで幅広く網羅。また現在ではクルマに限らずバイクやエンタメまで幅広いジャンルで活躍中。
































































