全長2.8m以下! 新型「“2人乗り”コンパクトカー」まもなく登場! “ベンツ”デザインの超小型ボディ&ベンチシート採用! “フォーツー”後継機で小回り最強のスマート「#2」欧州仕様とは
スマートは2026年9月2日、新型「#2」にドイツの音響ブランド「ゼンハイザー」のサウンドシステムを設定すると発表しました。かつての「フォーツー」を受け継ぐ超小型2人乗りモデルは、同年10月に世界初公開される予定です。どのようなクルマなのでしょうか。
「パリ・モーターショー」で世界初公開へ
スマートは2026年9月2日、まもなく欧州で登場する新型「smart #2(スマート ハッシュタグツー)」の一部グレードに、ドイツの音響機器メーカー「Sennheiser(ゼンハイザー)」製の7スピーカーサウンドシステムを設定すると発表しました。
新型#2は、スマートを象徴する超小型2人乗りモデル「フォーツー」のコンセプトを受け継ぐ新世代モデルです。
スマートの歴史は1998年に登場した「シティクーペ」から始まりました。全長を極端に短くした2人乗りボディによって、それまでの乗用車とは異なる都市型モビリティを提案し、その後フォーツーの名称で長年にわたり展開されました。
現在のスマートは、メルセデス・ベンツと中国の吉利汽車(Geely:ジーリー)による合弁会社として展開され、「#1」「#3」「#5」といった従来よりも大型のモデルをラインナップしています。
そんななか、ブランドの原点ともいえる超小型2人乗りモデルを復活させるのが、新型#2です。
市販モデルに先駆けて、2026年4月には中国・北京でコンセプトモデル「Concept #2(コンセプト ハッシュタグツー)」が初公開されました。市販型も、このコンセプトカーの考え方を色濃く受け継ぐ予定です。
Concept #2で特に目を引くのが、その非常に小さなボディです。全長はわずか2792mm。タイヤをボディ四隅に配置する「ホイール・アット・ザ・コーナーズ」と呼ばれるレイアウトを採用し、限られたボディサイズのなかで最大限の室内空間を確保しています。
最小回転直径は6.95m(最小回転半径に換算して約3.5m)とされ、狭い市街地での取り回しやすさも重視されています。
エクステリアは、スマートらしい2トーンカラーを採用するとともに、フレームレスドアや短い前後オーバーハングによって、コンパクトながら存在感のあるスタイルとしました。
インテリアも個性的です。運転席と助手席をつなげたような「ベンチシート」を採用し、乗員同士を隔てる一般的なシートレイアウトとは異なる開放的な空間を提案しています。
さらに、S字型をモチーフとしたコックピットを組み合わせ、限られたスペースを効率的に活用する設計としています。デザインはメルセデス・ベンツのグローバルデザインチームが手がけています。
プラットフォームには、超小型の電気自動車向けに新開発された「ECA(Electric Compact Architecture:エレクトリック・コンパクト・アーキテクチャ)」を採用します。
Concept #2では容量35.7kWhのバッテリーを想定し、航続距離はWLTPモードで約300kmを目標としています。
さらに、DC急速充電ではバッテリー残量10%から80%まで20分以内で充電できる性能を想定するほか、車両から外部の電気機器に給電できる「V2L(Vehicle-to-Load:ビークル・トゥ・ロード)」への対応も示されています。
安全面では、歴代スマートを象徴する高剛性ボディ構造「トリディオンセーフティセル」の考え方も新世代へと進化させ、新型#2に採用する予定です。

そして今回、新たに明らかになったのがオーディオシステムです。
新型#2の一部グレードには、ゼンハイザーが超小型キャビン向けに専用開発した7スピーカーのサウンドシステムを設定。スマートとゼンハイザーはすでに「#5」でも協業しており、その技術をブランド最小モデルにも展開します。
新型#2は現在、市販化に向けた世界各地での走行テストが進められており、2026年10月12日にフランスで開催される「パリ・モーターショー」で世界初公開される予定です。
なお、市販型の正式なボディサイズや最高出力、航続距離、価格などは現時点では明らかになっていません。
Writer: くるまのニュース編集部
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