13年ぶり復活! 新型「“4人乗り”オープンカー」発表! ワイドフェンダー&大型ウィングがカッコイイ! V8搭載の“最強モデル”フォード「マスタング ダークホースSCコンバーチブル」米国で登場
フォード・レーシングが発表した「マスタング ダークホースSC コンバーチブル」は、13年ぶりとなる高性能オープンモデルです。5.2リッターV8スーパーチャージャーを積むその狙いは、どこにあるのでしょうか。
狙いはサーキットではなく街
フォード・レーシングは2026年8月14日(現地時間)、「マスタング」の新型オープンモデル「ダークホースSC コンバーチブル」を発表しました。
2013年以来となる新しい高性能マスタングコンバーチブルであり、歴代でもっともパワフルなオープンエアのマスタングだといいます。
このモデルは、2026年1月にデビューしたクーペ「ダークホースSC」のドロップトップ版にあたり、ダークホースファミリーに加わる最新モデルです。前席に加えて後席も備える4人乗りとしています。フォード・レーシングは今年、モータースポーツ活動の125周年を迎えており、その節目を飾る1台でもあります。
クーペとコンバーチブルは、役割がはっきり分かれています。クーペがラップタイムのために作られたのに対し、コンバーチブルはオープンエアでのストリート走行のために仕立てられました。頭上を遮るもののない開放感と、スーパーチャージャー付きV8のフィルターのないサウンドが持ち味です。

フォード・レーシングのグローバルディレクターを務めるマーク・ラッシュブルック氏は「クーペが我々のDNAのレース由来の側面だとすれば、このコンバーチブルは純粋なストリートクレッドの部分です」と述べ、「まさに、楽しさと速さと自由そのものです」と続けました。
パワートレインは5.2リッターV8スーパーチャージャーを標準搭載。最高出力806ps・最大トルク660lb-ft(約895Nm)を発生し、7速デュアルクラッチトランスミッション(DCT)と組み合わされます。いずれもプレミアム燃料使用時のSAE J1349規格に基づく値です。
フォード・レーシングのエンジニアは、ダークホースSCの高剛性シャシーを起点に、次世代マグネライドサスペンションをラップタイムではなくストリート走行に向けて専用チューニングしました。
チーフエンジニアのアリー・グローネフェルト氏は「ダークホースSCはクーペもコンバーチブルも、フォード・レーシングのエンジニアが開発しています」としたうえで、「ただしコンバーチブルはラップタイムを優先せず、究極のオープンエア・グランドツーリングマシンとして設計しました」と説明しています。
仕上がりは、巡航時は滑らかで快適ながら、アクセルを踏み込めば路面に張り付くようなセッティングだといいます。ルーフはハンドルをひねり、ボタンを操作すると開き、V8の重低音とスーパーチャージャーのうなりがキャビンに流れ込みます。
スタイリングは、大きく張り出したワイドフェンダーや大型リアウイングなどによって、迫力のあるフォルムを形成しています。一方で、コンバーチブルらしい洗練された都会的な雰囲気も狙っています。
ボディカラーには新色「プレシジョンパープルメタリック(Precision Purple Metallic)」を設定。ブレーキキャリパーにも専用色が与えられ、内装はブラックオニキスとスペースグレーの2色が用意されます。
シートはパフォーマンスを念頭に設計されています。ボルスターは横方向の支持を高めるため硬めに設定され、サーキットでヘルメットを着用するドライバー向けに追加のヘッドルームも確保。コーナリング時の支持性と、長時間のドライブでも快適に過ごせるバランスが追求されています。
受注は2026年秋に開始され、ディーラーへの納入は2027年春からの予定です。価格は、発表時点では公表されていません。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。
























