“後輪駆動”の新「“V12”オープンスポーツカー」世界初公開! “ワイド&ロー”ボディ×「超豪華内装」採用! 「ヴァンキッシュ」ベースのブラバス「“ボード”カブリオレ」米国で披露
ドイツのチューナーブランド「ブラバス」は2026年8月14日、新型オープンスポーツカー「ボード カブリオレ」を世界初公開しました。2026年5月に登場した「ボード」のオープンモデルとなる新型車は、どのようなクルマなのでしょうか。
創業者の夢を受け継ぐ“究極のオープンスポーツカー”
ドイツのチューナーブランド「BRABUS(ブラバス)」は2026年8月14日、新型オープンスポーツカー「BODO CABRIOLET(ボード カブリオレ)」を世界初公開しました。
実車は、2026年8月7日から16日まで米国カリフォルニア州で開催された「モントレー・カー・ウィーク」のイベントのひとつで、同月14日に開催された「The Quail, A Motorsports Gathering(ザ・クエイル・ア・モータースポーツ・ギャザリング)」で披露されました。
ボード カブリオレは、2026年5月に発表された2ドアスポーツカー「ボード」のオープンモデルです。
ボードは、ブラバス創業者である故ボード・ブッシュマン氏と、現在同社を率いる息子のコンスタンティン・ブッシュマン氏が約20年前から構想していた大型グランツーリスモを具現化したモデルです。
今回のボード カブリオレも、パワフルで速いオープンカーを好んだボード氏へのオマージュとして誕生しました。クーペとは別枠で、世界限定77台が生産されます。77という数字は、ブラバスが創業した1977年に由来します。

ベースとなっているのは、イギリスのアストンマーティンが展開する「ヴァンキッシュ ヴォランテ」です。
ただし、その姿はベース車から大きく変貌しています。
ボディには、軽量かつ高強度なプリプレグ製法のカーボンファイバーを全面的に採用。ボディサイズは全長5062mm×全幅2027mm×全高1305mmで、全長5m、全幅2mを超えながら、全高を約1.3mに抑えたワイド&ローなプロポーションを形成しています。
フロントには独自のLEDマトリックスヘッドライトと13本の縦型スラットを備える大型グリルを採用。左右にはV12エンジンへ空気を送り込む大型RAM-AIRダクトを設けました。
リアには電動で展開するカーボン製スポイラーを装備。車速に応じて複数の段階で展開し、高速走行時のダウンフォースを高めるほか、140km/h以上から強くブレーキをかけた際には垂直近くまで立ち上がり、エアブレーキとしても機能します。
テールランプは左右それぞれ7つのLEDエレメントで構成され、その中央には発光式の「BRABUS」ロゴを配置しました。
公開されたボード カブリオレには、異なる仕立ての2種類が用意されています。
ひとつは「Piano Black(ピアノ ブラック)」と呼ばれるブラックのボディに、ブラックのソフトトップを組み合わせた仕様。ソフトトップには「77」のヘリテージバッジがあしらわれています。
もうひとつが「Silk Stone(シルク ストーン)」です。淡い色合いのボディにブラックとグレーの2トーンジャカード生地を用いた専用ソフトトップを組み合わせ、「77」のモチーフをプリントではなく生地そのものへ織り込みました。
パワートレインには、5.2リッターV型12気筒ツインターボエンジンを搭載します。
ブラバスが手作業で仕上げたエンジンは、最高出力1000馬力/6400rpm、最大トルク1200Nm/2900-5000rpmを発揮。8速ATを介して後輪を駆動し、電子制御式ディファレンシャルも備えます。
0-100km/h加速はわずか3.0秒、0-200km/h加速は8.5秒、0-300km/h加速は23.9秒。最高速度は電子制御により360km/hに制限されています。
さらに、電子制御バルブを備えたステンレス製スポーツエキゾーストシステムを採用。走行状況やドライバーの好みに応じて、V12エンジンのサウンドを変化させることができます。
足もとには22インチの鍛造ホイール「BRABUS Monoblock Z-GT Platinum Edition」を装着。タイヤは専用開発されたピレリ「P ZERO」で、サイズはフロント285/30 ZR22、リア335/25 ZR22です。
サスペンションには電子制御式アダプティブダンパーを備え、「GT」「Sport」「Sport+」「Wet」「Individual」の5種類の走行モードを設定。さらに、前後の車高を約25mm持ち上げられるリフト機構も備えています。
インテリアもブラバスらしい豪華な仕立てで、4座の2+2レイアウトを採用し、上質なレザーやカーボンファイバーをふんだんに使用した「BRABUS Masterpiece(ブラバス マスターピース)」仕様です。
ブラック仕様ではマット仕上げの「Dark Shadow(ダークシャドウ)」トリムを採用し、ステアリングやダッシュボード、センターコンソールなどにカーボン素材を配置。シートやフロア、ラゲッジスペースに至るまで、独自の「Shell(シェル)」キルティングが施されています。
一方のSilk Stone仕様では、レザーやトリム、カーボンパーツをボディカラーに合わせて仕立て、内外装を統一感のあるカラーでまとめています。
生産台数はクーペとは別に世界限定77台。価格は公表されておらず、ブラバス公式サイトでは問い合わせ形式となっています。
1000馬力を発揮するV12エンジンと後輪駆動という強烈な組み合わせに、オープンエアの開放感を加えたボード カブリオレ。創業者の夢を受け継ぐ、ブラバスの新たなフラッグシップモデルとなっています。
Writer: くるまのニュース編集部
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