静岡の国道1号「信号ゼロの“快適バイパス”」完成に秒読み!? 破滅の「清水の大渋滞」をりっぱな高架で完全スルー! 26年度内開通の「静清BP 清水立体」上り線が仕上げ作業を実施中

国土交通省 静岡国道事務所は公式SNSで、2026年度内に上り線が開通予定の国道1号「静清バイパス」清水立体について、最新の工事状況を明らかにしました。

国道1号の“ボトルネック”がまもなく解消!?

 国土交通省 静岡国道事務所は2026年7月17日、公式SNSを更新。2026年度内の上り線開通に向けて工事を進めている、国道1号「静清バイパス」の清水立体について、最新の工事状況を明らかにしました。
 
 どのような立体で、開通したらどう便利になるのでしょうか。

 国道1号は、東京と大阪を結ぶ旧東海道の系譜を受け継ぐ道路です。静岡県内における一般道路の第一選択ルートで、並行する東名高速やJR東海道本線とともに、名実ともに日本の大動脈を担っています。

 このうち、静清(せいしん)バイパスは、静岡市清水区の興津から駿河区丸子を結ぶ延長24.2kmのバイパスです。全線が4車線から6車線と幅が広く、一部区間は信号もなく、自動車専用道路化され、静岡市内を完全スルーすることが可能です。

 ルートはJR東海道本線に沿ったかたちで市街地を通っていく現道よりも山側を通り、市内の地域生活車両と中・長距離交通を分け、交通分散を図っています。

 バイパス周辺は物流拠点が多いことに加え、静岡県随一の国際貿易港である清水港周辺のアクセスも改善されることで、物流ネットワークの強化も期待できます。

渋滞する静岡市の国道1号(画像:国土交通省)。
渋滞する静岡市の国道1号(画像:国土交通省)。

 しかし、唯一まだ高架化されていないのが、「清水立体」事業区間です。

 東名の清水JCT〜清水IC周辺に位置する約2.4kmの区間で、「横砂北」「庵原」「西久保」など、清水市内の主要県道とぶつかる主要交差点が連続。これらの信号を地上で通過することを強いられています。

 また、各交差点では右折車も多く、無理やり右折することによる右直事故も多くなっています。

 平日の日中などの閑散時間帯でもクルマが集中しており、常にノロノロといった状況で、静岡県内屈指のボトルネック区間となっています。

 ここを高架でスルーするのが清水立体です。

 当初は2016年に着工、2026年春の開通を予定していましたが、2023年7月、工事現場で橋桁が落下する大事故が発生しました。

 工事は一時中断し、その対応や安全対策の検討から、開通予定が一度白紙となった経緯があります。

 その後、国土交通省によって「安全最優先」の方針が掲げられ、2024年夏に工事が再開されました。

 2025年11月末には、富士・沼津・東京方面の上り線すべての橋梁上部工の工事が完了。開通予定から遅れを取ったものの、なんとか2026年度内に開通する見通しが経っています。

 今回、静岡国道事務所が公式SNSで発信したものは、2026年7月の現場の様子です。

 すでに高架の構造物が完成しており、舗装下の床版は完成。また、立体のランプ部も完成しており、残すところは最終段階となっています。

 あとはアスファルトを施工し、標識などを設置するのみとなり、いよいよ快適なバイパスの開通まで秒読みといった段階です。そろそろ開通予定も公表されそうな段階です。

 なお、焼津・掛川・浜松方面に向かう下り線については、開通時期が未定となっています。ただし、下り線も橋梁工事が進められているところで、上り線が開通し、その効果が如実に現れれば、さらに予算が投入され、開通が早まる可能性があります。

【画像】超便利!? これが国道1号静清バイパス「清水立体」の位置と工事状況です(30枚以上)

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