NEXCO“苦渋の決断”「PAを締め出します」 超・迷惑な「PAで花火鑑賞客」殺到で千葉の大動脈「京葉道路」休憩施設を完全閉鎖 「京葉市川PA」閉鎖を8月1日午後に実施
NEXCO東日本は2026年8月1日、京葉道路の「京葉市川PA」を花火大会の開催に伴って「6時間のみ閉鎖」します。花火大会による同PAの閉鎖は今回が初めてとなります。
「京葉市川PAを閉鎖します」 江戸川花火大会開催で“迷惑・花火観覧客”殺到
NEXCO東日本 千葉管理事務所は2026年8月1日、京葉道路の「京葉市川PA」を「6時間だけ閉鎖」します。
PA内の滞在もできず、事実上「締め出し」措置が行われます。一体どういうことなのでしょうか。
京葉道路は千葉県の大動脈となる国道14号の有料バイパスで、首都高速の7号小松川線から直通し、市川・船橋・習志野などのベッドタウンを経由したのち、成田方面を結ぶ東関東道、内房方面に向かう館山道と接続する交通需要の高い道路です。
京葉市川PAは、千葉県市川市の「京葉道路」上にある中規模のPAです。千葉方面に向かう下り線のみにあります。2018年に、それまでの「鬼高PA」に代わる形で開業しました。同じ京葉道路の幕張PAとともに、千葉方面に向かうクルマの休憩所として機能しています。
隣接の京葉市川ICから流入するクルマも利用できますが、京葉JCTで外環方面から来るクルマは利用できません。

そんな京葉市川PAですが、立地する市川市および、江戸川を挟んで対岸にある東京都江戸川区では、「江戸川区花火大会」と「市川市民納涼花火大会」が開催されています。
江戸川の対岸で併催され、打ち上げ数も国内最大規模となる1万発以上を誇るほか、「ギネス記録」に「最も高い山型の仕掛け花火」として認定された名物「富士の大仕掛け」など、迫力のある演出が支持され、来場者数も江戸川区側・市川市側で合わせて毎年100万人以上を動員する人気の花火大会となっています。
今年の「第51回江戸川区花火大会・第41回市川市民納涼花火大会」は、8月1日に開催され、約1万4000発の打ち上げを予定。打ち上げ時間は19時15分から20時15分までを予定し、周辺の一般道路では大規模な交通規制も実施されます。
打ち上げ場所は江戸川区・市川市それぞれの江戸川河川敷で、京葉市川PAからは直線でわずか数百mほどの至近距離になります。
そうしたなか、高架に位置する京葉市川PAでは、近年、この花火大会をキレイに観覧できる「隠れスポット」として密かに注目を集めるようになり、NEXCO東日本の担当者によると、2024年ごろから花火大会の当日にPAが混雑するようになってきたといいます。
しかし、花火客がPA内で長時間滞留することで、トイレ休憩や買い物などPAを適切に利用したい人が入れなくなっています。
PAに入るクルマの列が本線まで伸び、京葉市川PAを先頭に渋滞が発生するようになり、事故のリスクが懸念されるようになってきたといいます。
京葉市川PAは先出の通り交通量は非常に多く、花火大会の混雑が、京葉道路のみならず、ひいては東京〜千葉間内の交通流にも影響を及ぼすようになりました。
こうした現状に対し、今年2026年は警察と協議の結果、開催者の理解も得たうえで、“苦渋の決断”として対策に出ました。
それが花火大会当日の「PA全面閉鎖」です。
開催の数時間前から場所取りする人もいることから、打ち上げ開始の4時間も前の15時から閉鎖を開始し、駐車場やトイレが利用不可になるほか、PA内の「滞在」は一切できません。閉鎖時点で停車していた車両も退出させ、締め出す措置が取られます。
そもそもSAやPAの利用は「休憩」が目的となっており、長時間にわたる駐車を行うことや、他の適正利用者の迷惑になる行為が明確に禁止されており、花火の観覧を目的とした長時間の駐車は迷惑行為に該当します。
NEXCO東日本は「お客さまの安全を最優先に考えた結果、やむを得ずPA閉鎖をさせていただくことになります。本来の目的であるトイレ利用や休憩のためにご利用にされたいお客さまには大変ご迷惑をおかけすることになるが、何卒ご理解とご協力をいただきたい」としています。
なお、2027年度以降も今回の閉鎖状況を踏まえて、対策を検討する方針です。
当日に千葉方面に向かう予定があるドライバーは、その先の幕張PA、もしくは東関東道経由のルートを取り、湾岸幕張PAで休憩するなど、次の休憩施設を探す必要があります。
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花火大会に伴う「迷惑利用者」の殺到は、近年大きな問題になっており、NEXCO各社をはじめとする道路管理者は頭を悩ませています。
首都高向島線の駒形PA(隅田川花火大会)、中央道の諏訪湖SA(諏訪湖花火大会)、東海環状道内回りの鞍ヶ池PA(豊田おいでんまつり花火大会)、名神高速の大津SA(びわ湖大花火大会)、関門自動車道めかりPA/壇之浦PA(関門海峡花火大会)などでも同様に実施されており、通常の利用者が迷惑を被る結果となっています。












