メルセデス・ベンツ新型「Aクラス」登場! 歴代モデルのスペックや中古価格を紹介
デザインとボディサイズを一新した3代目Aクラスが2012年に登場
2005年に登場した、メルセデス・ベンツのコンパクトカー「Bクラス」と同じプラットフォームを使用した3代目「Aクラス」は2012年に登場。全長を約400mm延長したことで、それ以前のモデルとは大きく趣を変えました。
フロアを低くし、全高を約160mm下げることで、ワイドさを強調した3代目は、このフルモデルチェンジにより、現在のライバル車となるアウディ「A3」やBMW「1シリーズ」などと同等の車格にサイズアップしています。
発売と同年には、当時の量産4気筒ターボエンジンとしては、世界一パワフルな最高出力360PSのAMG製2リッターターボエンジン搭載モデル「A45 AMG 4マチック」も登場。2018年に発表される新型の礎ともいえる存在です。
ラインナップは、先述したAMGモデルのほか、1.6リッターターボエンジン搭載の「A180」、2リッターターボエンジン搭載の「A250スポーツ」などを設定しています。
2015年のモデルチェンジで、より洗練された姿に
2015年のモデルチェンジにより、印象的なグリルや左右につながった大型エアインテーク、AMGデザインのバンパーを組み合わせたフロントマスクが採用された「Aクラス」は、同社の5つのモデル(Aクラス、Bクラス、CLA、CLAシューティングブレーク、GLA)で構成される新世代のメルセデス・ベンツを牽引するモデルとして、デザイン、快適性、動力性能、安全性など、あらゆる面で進化を遂げました。
そのラインナップは、1.6リッターターボエンジン搭載の「A180シリーズ」や、2リッターターボエンジン搭載の「A250スポーツ 4マチック」を軸として構成。最高峰の「メルセデス・AMG A 45 4マチック」では前モデルを上回る381PSを発揮するAMG製 2リッターターボエンジンが搭載されています。
また、車間距離を適切に維持するとともに、先行車が停止した場合は減速して停止する渋滞追従機能を備えた「ディストロニック・プラス」やドアミラーの死角範囲をレーダーによってモニターして危険性を警告する「ブラインドスポットアシスト」など、モデルチェンジ後は先進の安全運転機能も備えられています。
エントリーモデルで新車価格296万円となったこの一台は中古相場も高く、平均200万円という車体が大半のようです。
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4代目となる新型「Aクラス」は、ラインアップとボディタイプの拡充も図られ、まさに次世代メルセデス・ベンツの指針と言える存在です。
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