これは楽しい! 試乗で魅せたアルピーヌ新型「A110」の凄さ 街乗りからドリフトまで自由自在
街乗りからサーキットまで乗りやすいクルマ、アルピーヌ新型「A110」を試乗! すべての人に扱いやすく、楽しめるクルマです。
復活したアルピーヌ「A110」
フランスの自動車メーカー「アルピーヌ」が約55年前に発売した「A110」の復刻モデルを発売しました。数々のラリーレースで好成績を収めた名車です。
日本で通常ラインナップするアルピーヌの新型「A110」は、『ピュアグレード』と『リネージグレード』の2種類。どちらも基本スペックは同じで、装備内容やハンドル位置が異なります。
ボディサイズは、全長4205mm×全幅1800mm×全高1250mm、車両重量1110kg、前後重量配分44%対56%という“ライトウェイトスポーツ”モデルです。
パワートレインは、1.8リッター直列4気筒ガソリンエンジン(最高出力:252PS/最高トルク32.6kgm)、電子制御7速ATを搭載。最高速度は250km/hを誇ります。
今回、公道試乗(右ハンドル車)とサーキット試乗(左ハンドル車)が同時に行われ、街乗りからサーキットでの実力を体験しました。
公道試乗では、出発地点の富士スピードウェイから富士山5合目須走口に続くふじあざみラインを試乗。「A110」は、3つの走行モード(ノーマル/スポーツ/トラックモード)をハンドルにあるボタン一つで選択可能です。まず、ノーマルの状態では、1110kgという軽さが武器となり、軽やかに走り出し、山道の曲がりくねった登り道でもスイスイと進んでいきます。
一方、スポーツではボタンを押した瞬間に、メーターパネルの表示が変わり、エンジンとミッションがスポーツ走行に適したセッティングへ変更。ノーマルに比べ、同じアクセルの踏み込み量でも、別のクルマに思えるほどの加速感を体感。高速道路などの合流時や追い越し時など、余裕の運転ができます。