壮大な「京都〜山口」の“新ルート” 全線開通に1歩前進! 第3の「西日本の大動脈」の一部「山陰近畿道」が「山陰道」と接続へ! 鳥取市内の7kmが都市計画決定
鳥取県は2026年5月15日、鳥取市内の「山陰近畿自動車道」鳥取~覚寺間(通称:南北線)の都市計画を決定しました。
ついに山陰道と山陰近畿道が直結
鳥取県は2026年5月15日、鳥取市内で計画している山陰近畿自動車道・鳥取~覚寺間(通称:南北線)の都市計画案を決定しました。県ホームページで都市計画図を公開しています。
開通すればどう便利になるのでしょうか。
山陰近畿道は、鳥取県、兵庫県、京都府の3自治体にまたがり、山陰地方と近畿地方を結ぶ地域高規格道路です。
主に日本海側沿い、鳥取から山口県の下関までの全通を目指す山陰道を東に伸ばしたような経路を取り、総延長約120kmに渡って整備する計画です。
現在は鳥取市にある福部ICから兵庫県新温泉町の居組ICにかけての延長15.8kmの区間のほか、兵庫県北部に位置する新温泉浜坂IC~佐津IC間の延長21.3km、京都府北部に位置する京丹後大宮IC~宮津天橋立IC間の延長15.5kmが開通していますが、多くの区間が事業中や計画中の段階で、現状では3つの道路に分断された状態となっています。

今回都市計画が発表された鳥取~覚寺間は延長約7kmで、片側2車線の4車線道路を整備する計画です。
起点となるのは山陰道の鳥取西ICで、これまで分断されていた山陰道と山陰近畿道が接続することになります。
ルートは、県道49号・鳥取河原用瀬線に沿って賀露町付近まで北上した後、鳥取砂丘の横を流れる千代川に新設する橋梁を超えて東進。終点となる鳥取市浜坂地内で建設予定の覚寺ICへ至ります。ルート上には徳尾、千代水、晩稲、江津にもそれぞれICが設けられる予定です。
分断されていた山陰道と山陰近畿道が接続されることで、山陰道と接続している鳥取自動車道にも間接的に接続。山陰地方から各地につながる交通ネットワークのアクセス性が向上します。
また、周辺の既存道路から交通が転換されることで、市内の交通渋滞の緩和や交通事故の抑制といった効果にも期待されています。
さらに、鳥取砂丘コナン空港(鳥取空港)、鳥取港、鳥取砂丘といった物流拠点や観光スポットなどのアクセスも向上し、周辺地域の活性化にもつながりそうです。
同じように全線開通していない山陰道とともに晴れて全通を果たせば、京都から山口までを結ぶ中国地方横断ルートが構築。南側の山陽道と中国道同様、西日本東西軸の核をなすルートとなるほか、これまでアクセス性が悪かった山陰の各地域へスムーズに往来ができるようになります。
なお現段階ではまだ都市計画決定の段階で、開通に向けた第一歩に過ぎません。本格的な工事実施に向けた行政手続きを経てから事業化を目指すことになり、その後、用地買収や調査設計に入ります。完成まではまだまだしばらく時間を要します。
Writer: 春山優花里
フリーランスの編集記者。WEB媒体を中心に15年以上メディア業界で働くなんでも屋。幼少期に叔父の書斎で見た膨大なミニカーコレクションに圧倒され、クルマやバイクに興味を持つ。漫画やアニメ、ゲームが好き。













