SUV界の革命児! マツダ新型「CX-5」はMTも追加し走りをさらに深化! 最新スマホにも対応
挙動安定性やコネクティビティが向上
マツダには、走行時の安定性を高める『G-ベクタリング・コントロール(以下:GVC)』というシステムがあります。このシステムはドライバーのハンドル操作に応じて、エンジンの駆動トルクを変化させることにより、車両の挙動を安定させる技術です。
今回の改良では、GVCをさらに進化させた『GVC Plus』が登場。これは、緊急時の危険回避や高速走行時の車線変更など、車体の挙動が大きく変化した場合、その動きを復元させるときにクルマ側の判断で適切なブレーキを介入させ、素早く安定性をもたらすものです。
試乗では、特別に『GVC Plus』をON/OFFできる装置が付いたクルマで体感しました。80km/hの車速でハンドルを切り、車線変更した場合にクルマ自体の揺れ具合の違いは明確で、『GVC Plus』がONだとすぐに揺れが収まります。動物の飛び出しや雪道などの滑りやすい路面などでは大いに効果が期待できます。
4つ目の改良ポイントでは、マツダのコネクティビティシステム『マツダ コネクト』が『CarPlay』と『Android Auto』に対応したということです。スマートフォンをUSBコネクターでクルマに接続することで使用できます。また、最新の「Apple iOS12」か「Android 9 Pie」などにも対応していることから「Google Maps」を車体のディスプレイに表示することも可能です。
「CX-5」の商品改良について開発主査 松岡英樹氏は「今回のポイントは“走る歓び”の深化とさまざまなライフスタイルに応じた多彩な選択肢の提供です。『CX-5』導入時には、ディーゼル比率が全体の80%でしたが、近年はガソリン比率も40%までアップしています。また、マツダはSUVでも“走る歓び”を提供したいということもあり、2.5リッターターボの追加やディーゼルにMT仕様を追加しています」と話します。
また、新たに「CX-5」の最上級モデルとして、特別仕様車「エクスクルーシブ・モード」が設定されました。マツダの上級SUV「CX-8」にも使用されている高品質のナッパレザーや、本物の木を使った本杢パネルなど採用し、さらにマツダ「アテンザ」から導入している「シートベンチレーション」も搭載したモデルとなっています。
マツダ新型「CX-5」の価格(消費税込)は、257万0400円から388万2600円です。
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