福島の超・珍しい「バス専用道」を運転! 「一般車は通行禁止」の“鉄道跡地”で運転士になりきり! 絶滅寸前「2ステ“棒ギア車”」にも乗れるJRバス関東「白棚線運転体験会」に潜入!

ジェイアールバス関東(株) 白河支店が開催した、バスファンのための運転体験イベント「第5回 白棚(はくほう)線バス専用道運転体験会」について、その様子をレポートします。

バスをたくさん運転したい!という希望を叶えてくれる、価値あるイベント

 ところで、イベントの参加費「5万円」と聞いて、みなさんはどう思ったでしょうか。もしかすると「高い!」と感じた人は少なくないかもしれません。

 しかし参加者に聞いてみたところ、ほとんどの人が「価値があるイベント」「他では得られない最高の体験」と答えました。

 冒頭で述べたとおり、バスを運転する機会自体や、路上を走るバスの体験会が少ないという現実があります。

 そのようななか、白棚線バス専用道運転体験会では、「バスをたくさん運転したい」というバス好きの何よりの夢を叶えてくれるのです。

 しかもスタフを渡され、ダイヤ通りに走り、ドアの開閉やアナウンスまでできるのですから、その体験にはほかのイベントでは代え難い魅力があると感じました。

指導運転士にアドバイスを受けながら走行する参加者(写真:くるまのニュース編集部撮影)
指導運転士にアドバイスを受けながら走行する参加者(写真:くるまのニュース編集部撮影)

 参加者の多くが複数回参加で、なんと5回すべてに参加している「皆勤賞」もいるといいます。これこそが、このイベントが参加者にとって大いに価値がある「何よりの証拠」といえるでしょう。

 なお参加者には、バスが好きでバスの運転士に就いたという若き現役ドライバーの姿も。

 話を聞いてみると、「いつも乗車しているバスと違う、昔のバスを運転してみたくて応募しました。実際に乗ってみたら、シフトノブの操作がまったく異なっていて難しかったです。パワーがあるのも現代のバスとの違いですね」と語ってくれました。

すでに廃止になった区間であるものの、運転体験時には現役バス停と同じものを製作。スタッフも楽しんでいる様子がわかります(写真:遠藤イヅル撮影)
すでに廃止になった区間であるものの、運転体験時には現役バス停と同じものを製作。スタッフも楽しんでいる様子がわかります(写真:遠藤イヅル撮影)

 そしてこの運転体験会が好ましく感じられたのが、白河支店のスタッフもイベントを存分に楽しんでいたことです。

 岡見支店長は「終了後のアンケートをもとに、回数を重ねるごとに改善を行って、参加者が楽しんでもらえるようにしてきました」と話します。

 その「おもてなし」の心は、前述したスタフや特製のおみやげ、バス停サインなどの作製からもひしひしと伝わってきます。それが、暖かくてアットホームな雰囲気につながっていたのだと思いました。

 なお、ジェイアールバス関東白河支店では、2026年7月11日(土)、12日(日)、8月29日(土)、30日(日)に第6回白棚線バス専用道運転体験会の開催を予定しています(6月24日現在、空きは「残りわずか」)。

 予約の締め切りは、各開催日8日前の23時59分(例:7月11日分は7月3日23時59分)とのことですので、大型自動車免許を持っていてこのイベントが気になった人は、ぜひ申し込んでみてはいかがでしょうか。

【画像】「すげえぇぇ!!」 これが「バス運転士」になりきれるイベントの全貌です! 画像で見る(30枚以上)

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Writer: 遠藤イヅル

1971年生まれ。自動車・鉄道系イラストレーター・ライター。雑誌、WEB媒体でイラストや記事の連載を多く持ち、コピックマーカーで描くアナログイラスト、実用車や商用車・中古車、知られざるクルマの記事を得意とする。

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