福島の超・珍しい「バス専用道」を運転! 「一般車は通行禁止」の“鉄道跡地”で運転士になりきり! 絶滅寸前「2ステ“棒ギア車”」にも乗れるJRバス関東「白棚線運転体験会」に潜入!
ジェイアールバス関東(株) 白河支店が開催した、バスファンのための運転体験イベント「第5回 白棚(はくほう)線バス専用道運転体験会」について、その様子をレポートします。
まずは営業所内で「運転の練習」から
参加者は、東北新幹線の新白河駅に9時15分に集合。全員集まったのち、駅前ロータリーで待っていた白河支店のいすゞ「エルガ」L531-14501号車(型式:QRG-LV234L3・白河200か・・45)に乗車して、白河支店に向かいます。
ちなみにこのエルガもまた珍しい車両で、元は福島県鮫川村で使われていた車両でした。路線バスの営業にはついておらず、主に関係者輸送などで使われている車両です。
白河支店に到着後は会議室で説明会が行われ、挨拶や各種説明のあと、「スタフ」が参加者全員に渡されました。

スタフとは、運転士がバスを運転する際に用いる乗務行程表のこと。このスタフは体験運転用に作成された特別版で、区間の起終点と、区間内にあるバス停の時刻や便名が記されており、参加者はそのダイヤに則って運転するというのですから驚きです。なんという本格的な運転体験!
さらに参加者には、白河市の伝統工芸品「白河だるま」を国鉄バスカラーに塗ったお土産や運転士が装着している手袋などが手渡されました。
説明会終了後は、実際のバス運転士が行う「アルコール検査」と「点呼」を実施します。これもまた“本格的”な体験といえます。

続いて支店の構内で、バスに慣れるための練習運転がスタート。
練習では、指導運転士同乗のもと、専用道の道路幅を再現したというパイロンの間を走行しますが、その幅はバスに対して見るからに狭いのです。
練習路へのアプローチ角度を間違えたり、左右に寄りすぎたりするとパイロンに接触してしまいますので、参加者も真剣です。
筆者(遠藤イヅル)も、練習運転の合間を縫って、新白河駅に迎えに来た元鮫川村のエルガを運転させてもらいました。
体験に使用される2台のうち1台はいわゆる「長尺」のため、筆者が乗った短尺のエルガとは全長が1m以上違うのですが、なんとかパイロンに当てずに運転ができました。それにしても練習路の幅の狭さは想像以上。少し寄っただけで、パイロンを踏みそうになります。

今回の運転体験会で使用される2台は、1台が手首の動作だけでマニュアルミッションの操作ができる「フィンガーシフト」を備える2003年製の日野「ブルーリボンシティ」のL527-03502号車(型式:KL-HU2PREA・福島200か・561)。白河支店に最初から所属する「生え抜き車」です。
そしてもう1台は、今回の第5回体験会の目玉である、床から生えた長いシフトノブ「棒ギア」の操作を楽しめる日野「ブルーリボン」M527-97305号車(型式:KC-HT2MMCA・福島200か19-75)が充当されました。
同車は1997年製の古参車両。新製投入時は茨城県の旧・江戸崎営業所に配置され、以降土浦支店などを経て白河支店で活躍を続けてきました。「ノンステップバス」が普及した今ではみられない「ツーステップ」で、しかもジェイアールバス関東最後の前後扉車両です。
そして97305号車は、実はこのイベントの直後、6月17日に車検が切れてしまうため、このイベントで正式に勇退したのです。まさに一般客が乗車できる最後の機会となりました。






































































































