「ハイエース」級「“スライドドア”商用車」初公開! 全長5m「ひろびろ」ボディでゆとりの「6人乗り」×「独立荷室」採用! 欧州では「トヨタの兄弟車」もある“ミドルクラスバン” フィアット「新型スクード」27年発売へ
2026年5月14日から16日に開催された「ジャパントラックショー2026」に、フィアット プロフェッショナルが2027年に発売予定の新型商用バン「スクード」が展示されました。トヨタ「ハイエース」のライバルとなりそうな注目の1台です。
新型「スクード」はどんなクルマ!?
そしてもうひとつの大きな驚きが、スクードの日本導入発表と展示です。
今回のジャパントラックショー2026が日本初披露の場となりました。

スクードはデュカトよりもひと回り小さな商用バンで、現行型は3代目。高い実用性と合理的で優れたデザインを兼ね備えています。
欧州では貨物輸送に徹した「パネルバン」、6人乗り+荷室の「クルーキャブ」、送迎用途などに用いる乗用ワゴン「コンビ」などを展開しています。
今回参考出展されたのは「クルーキャブ」の英国仕様(右ハンドル車)で、前席3+後席3の6人乗り仕様。サイズは全長4980mm×全幅1925mm×全高1905mmです。
わかりやすく例えるならば、ハイエースのワイド・ロング・ミドルルーフ(全長4840mm×全幅1880mm×全高2105mm)より少し大きいイメージでしょうか。
なおデュカトのように、スクードにも車体長が延びた「L3」仕様が存在します。
参考車両は標準長さの「L2」ですが、L3では全長5330mmで、ハイエース スーパーロングの5380mmと近い数値です。
どちらも日本の道路にも対応できるボディサイズといえ、ドブロでは小さく、デュカトでは大きすぎるというユーザーに向けた大きさといえます。
参考車両に搭載されているエンジンは2リッター直4ディーゼルターボで、最高出力は145psをマークします。
ステランティスジャパンによると、2027年に日本導入予定ではあるものの、どのような仕様を輸入するかは決まっていないとのこと。
デュカトと同じく、キャンピングカーから貨物輸送、送迎用、乗用など目的に応じてさまざまな姿へと展開できる車種だけに、同ショーでの反響や意見を聞き、フィードバックが行われるでしょう。
なおスクードにも兄弟車が存在しており、シトロエンは「ジャンピー」、プジョーは「エキスパート」、オペルでは「ビバロ」、そして欧州トヨタでは「プロエース」を名乗ります。
「なんでトヨタが」と思うかもしれませんが、2012年にトヨタと当時のPSAプジョー・シトロエンはLCVのOEM供給で合意しており、現在もその関係が続いているためです。
欧州版ハイエースといえるプロエースの“本家”フィアット版が日本にやって来るというのは、なかなかに感慨深いものがあります。
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スクードの魅力は、デュカト同様、欧州で鍛え上げられたハンドリング・乗り心地にあると思います。
筆者(遠藤イヅル)は、スクードの兄弟車であるトヨタ「プロエース」やシトロエン「スペースツアラー(ジャンピーの乗用モデル)」の並行輸入車に国内で長時間運転したことがあり、商用車とは思えぬ快適性に感動した記憶があります。
スクードがどのような仕様で販売されるか、今からとても楽しみです。
Writer: 遠藤イヅル
1971年生まれ。自動車・鉄道系イラストレーター・ライター。雑誌、WEB媒体でイラストや記事の連載を多く持ち、コピックマーカーで描くアナログイラスト、実用車や商用車・中古車、知られざるクルマの記事を得意とする。















































































