ホンダ斬新「“2人乗り”N-BOX」に注目ッ! 全長2.9mの“軽トラボディ”なのに大人2人が寝られる「めちゃ広ッ空間」あり!? 便利で“車中泊もイケそう”な画期的モデル「N-TRUCK/N-CAMP」とは
2026年5月14日に開催されたホンダの「2026年3月期 決算説明会・2026ビジネスアップデート」では、2028年に「N-BOX」へEV仕様を追加する方針が明かされました。そんなN-BOXには、かつて軽トラック化された異色のコンセプトモデル「N-TRUCK」も存在していました。一体どのようなモデルなのでしょうか。
EV化が発表された「N-BOX」―過去には“2人乗り”も
2026年5月14日にホンダが開催した「2026年3月期 決算説明会・2026ビジネスアップデート」のなかで、2028年に「N-BOX」へEV仕様を追加する方針が明かされました。
長年にわたり軽自動車市場をけん引してきたN-BOXシリーズですが、電動化という新たな展開を迎えようとしているわけです。
そう考えると、N-BOXはこれまでにも数多くの派生モデルやユニークな提案を生み出してきたことを思い出します。
定番の「N-BOXカスタム」をはじめ、個性を強めた「N-BOX JOY」など、その時代ごとのニーズに応じて進化を続けてきました。
そして過去には、市販モデルとは少し異なる大胆なコンセプトカーも登場していました。それが軽トラック仕様へと姿を変えた「N-TRUCK」です。

N-BOXの初代モデルが登場したのは2011年でした。当時の軽自動車市場では、限られたボディサイズのなかでいかに室内空間を広げるかが大きなテーマとなっていましたが、N-BOXはその常識をさらに押し広げた存在でした。
全長3395mm×全幅1475mm×全高1770mmという軽自動車規格の範囲内でありながら、驚くほど広いキャビンを実現し、ファミリー層を中心に高い支持を獲得したのです。
その背景にあったのが、ホンダが長年掲げてきた「M・M思想(マン・マキシマム/メカ・ミニマム)」でした。
エンジンルームや機械部分をできるだけ小型化し、そのぶん人が過ごす空間を最大限広く取るという考え方です。
この思想が徹底されたことで、軽自動車とは思えない開放感と高い実用性が生み出されました。
パワートレインには660cc直列3気筒エンジンを採用し、自然吸気仕様では58ps、ターボ仕様では64psを発生。
CVTとの組み合わせによって街中でも扱いやすいスムーズな走りを実現し、燃費性能にも優れていました。
こうした基本性能の高さがあったからこそ、N-BOXは単なる実用車ではなく、さまざまな可能性を秘めたベース車両としても注目されるようになります。
そして2015年2月、「ジャパンキャンピングカーショー2015」で披露されたのがN-TRUCKでした。
このモデルは、N-BOXをベースにしながらも大胆な改造が施された軽ピックアップトラックです。
最大の特徴は後席部分を大きく変更している点で、スライドドアを取り外し、ボディ後半を荷台として再構築していました。
その結果、全長は約500mm短縮され、全長2895mmというコンパクトなサイズへと変化しています。
乗車定員も2名となり、後部には荷物を積み込めるスペースを確保。通常のN-BOXがファミリー向けの軽ハイトワゴンであるのに対し、N-TRUCKはアウトドアやレジャー用途を強く意識したモデルへと生まれ変わっていたのです。
荷台にはキャンプ用品や自転車、釣り道具などを積載でき、趣味を楽しむための“遊べる軽自動車”という印象が強い仕上がりでした。
ボディサイズ自体は小さいため取り回しもしやすく、街中でも扱いやすい点はベース車譲りといえます。
単に荷物を運ぶための軽トラックではなく、ライフスタイルを提案するモデルとして企画されていたことが伝わってきます。
さらに会場では、N-TRUCK専用のキャンピングトレーラー「N-CAMP」も同時展示されました。
こちらは小型ながら居住性にも配慮されており、室内にはグリーンのソファや木目調パネル、カーペットなどを採用。コンパクトな空間ながら、落ち着いて過ごせるインテリアが作り込まれていました。
また、大人2人が就寝できるロフトベッドも備えられており、週末の旅行やアウトドアレジャーを想定した仕様となっていました。
ユーザーごとの好みに応じたカスタマイズも視野に入れられていたとされ、単なる移動手段ではなく、“旅先でくつろぐための空間”という考え方が盛り込まれていたのです。
メーカー自らが軽ピックアップとキャンピングトレーラーを組み合わせる提案を行ったことは当時としても珍しく、大きな話題となりました。
実際、市販化を期待する声も少なくありませんでしたが、現在まで具体的な販売計画は示されていません。
ただ近年では、アウトドア人気や車中泊需要の高まりによって、小型で扱いやすいキャンピングカーへの関心が広がっています。
そうした状況を見ると、N-TRUCKやN-CAMPのようなコンセプトは、むしろ今の時代だからこそ再び注目される可能性もありそうです。
2028年にEV仕様のN-BOXが加われば、将来的には電動化技術とこうした遊び心ある派生モデルが組み合わされる展開も期待したくなります。
Writer: くるまのニュース編集部
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