マツダ新型「ロードスター」まもなく登場へ! “11年目の進化”で何が変わる? “軽快な走り“実現する新モデルが軽井沢ミーティングで明らかに

ロードスターの国内最大のオーナーズ・ミーティング「軽井沢ミーティング2026」が5月31日に開催されました。そのイベントの中で、マツダからの発表、そして主査から40周年記念に向けてのアイデアが飛び出ました。どのような内容なのかをレポートします。

1100台を超えるロードスターと2600名を超えるオーナーが参加

 高原の初夏と呼ぶような気持ちの良い天候に恵まれた2026年5月31日、軽井沢の駅前にある軽井沢プリンスホテルスキー場駐車場にて「軽井沢ミーティング2026」が開催されました。

 これは、マツダの「ロードスター」のオーナーが主催する国内最大級のオーナーズ・ミーティングで、今年も3倍近い抽選を突破した、約1100台のロードスターと、約2650名のオーナーさんたちが、全国だけでなく、香港やオーストラリアなど海外からも駆け付けました。 

 そんな今年のイベントでは、マツダから3つのニュースと、ロードスター誕生40周年に向けた1つのアイデアが明かされたのです。

新色と特別仕様車と一部改良という3つのニュース

 マツダからのニュースは、「新色」「特別仕様車」「一部改良」という3つのニュースです。

「新色」とは4代目ロードスター初となるグリーンのボディカラーです。「ジンクグリーンメタリック」と命名された色は、工業用下地塗料「ジンククロメートプライマー」から着想を得たもの。ブルーマイカを約50%配合するなど青みが強く、匠塗と呼ばれる技術を使い、マット感とハイライト感を両立させています。見る角度や明るさによって、印象が変わるのが特徴です。ロードスターのデザイナーである岩内義人氏は、「クールで格好良い、令和のグリーンです」と説明しました。

「特別仕様車」は、今回のイベントでアンヴェールされた車両そのものです。「今は名称や価格、発売時期は明かせません。でも、ディーラーに行けば教えてくれます。ぜひ、ディーラーに足を運んでください」とロードスターの主査である齋藤茂樹氏は説明します。

 つまり、新色ジンクグリーンメタリックをボディカラーとし、復活させたシルバーの幌、ピアノブラックのホイール、シルバーに塗られたブレンボのブレーキという外装と、シルバーとブラックを効果的に配置した、いぶし銀のような内装の組み合わせの特別仕様車が、近く発表されるというわけです。

 また、この特別仕様車には、いくつかの改良が施されていますが、それは他のロードスター全体にも及ぶとか。つまり、現行ロードスター登場11年目の一部改良が近く実施されるというのです。

「一部改良」の内容は、強化された騒音規制への対応と、ビルシュタイン・ダンパーのセッティング見直しです。騒音規制対応のため、エンジンの改良と、マフラーの容量アップ(1.5リッターに2リッター用のサイレンサーを使用など)、ロードノイズを抑えるタイヤの改良が行われています。室内で2~3でデシベル相当のノイズ低減になっているそうです。

 ビルシュタイン・ダンパーの見直しは、従来の「柔らかいバネ+減衰の強いダンパー」から「硬いバネ+減衰の弱いダンパー」という方向変換です。これにより齋藤主査は「令和のスポーツカーのお手本」という軽快な走りを実現するとか。非常に楽しみな改良です。

新たなロードスターどんなモデルに?
新たなロードスターどんなモデルに?

 ちなみに車高調正式のビルシュタインは従来のままなので、変更は「RS」グレードに限られるようです。

誕生40周年に向けた「ロードスター100名道」

 もうひとつの発表は、ロードスターの主査である齋藤氏の提案です。2029年にロードスターは、初代誕生から40周年を迎えます。

 それに向けたアイデアとして、「ロードスター100名道」を定めようというもの。全国にあるロードスターで走って楽しい道を募集し、100か所を“名道”と選出するのです。

 さらに2028年に「ロードスター100名道」を発表して、40周年となる2029年にユーザーに走ってもらい、その年中にコンプリートしたら、素晴らしい商品をプレゼントしたいというのです。

 ちなみに、道を選ぶのは齋藤主査。「ユーザーとも交流しながら、日本中回ってゆきます。日本のカーライフの世直しをしていきます。日本旅行一緒に行きましょう!」と走る気満々です。

 ただし、「これはプライベートじゃできません。今から出張費を交渉します」とか。つまり、まだアイデア状態で、会社からはOKは出ていないよう。もしかすると企画が認められない可能性もあります。無事に企画が通ることを祈るばかり。マツダのロードスター関連の動向に注目です。

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Writer: 鈴木ケンイチ

1966年生まれ。國學院大学経済学部卒業後、雑誌編集者を経て独立。自動車専門誌を中心に一般誌やインターネット媒体などで執筆活動を行う。特にインタビューを得意とし、ユーザーやショップ・スタッフ、開発者などへの取材を数多く経験。モータースポーツは自身が楽しむ“遊び”として、ナンバー付きや耐久など草レースを中心に積極的に参加。見えにくい、エンジニアリングやコンセプト、魅力などを、分かりやすく説明するように、日々努力している。最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。
著書「自動車ビジネス」(クロスメディア・パブリッシング)

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