「改造車は排除します!」 爆音&シャコタンの「不正改造車」を“一斉摘発” 道の駅で集結した「国産スポーツカー」など11台をその場で検挙! 「改善命令」も発出 静岡

国土交通省 中部運輸局は、静岡運輸支局が実施した特別街頭検査の結果を公表しました。検査では、12台中11台が不正改造と認定され、その場で検挙されています。

爆音マフラー&シャコタンの国産スポーツカーなどを摘発

 2026年5月11日、国土交通省 中部運輸局は、静岡運輸支局が国道1号の道の駅「潮見坂」において実施した特別街頭検査の結果を公表しました。
 
 検査では、12台中11台が不正改造と認定され、その場で検挙されています。

 日本で公道を走行するすべての車両は、道路運送車両法に基づいた「保安基準」を満たさなければなりません。この基準は、車両の安全性、公害の防止、そして周囲の交通への悪影響を防ぐために定められています。

 いっぽうで、装置を取り外したり、装置を改造、または基準外の装置を取り付けるなどを行った場合、この「保安基準」を満たさず、車検に通らない不正改造となります。

 不正改造は、単に周囲に迷惑をかけるだけでなく、事故の元になったり、走行するだけで周囲の交通を危険な目に遭わせることもあります。

 また、こうした不正改造車は「暴走族」や「旧車會」、「ドリフト族」といったグループをなし、集団で爆音走行や迷惑行為を繰り返す傾向にあります。

 静岡県内でも西部では、浜松市や磐田市、湖西市などの道の駅や公園で、週末の深夜を中心に改造車やバイクの集団暴走・騒音行為がたびたび報告され、公共の休息施設が、「ミーティング会場」として悪用されている実態があります。

 一般の利用者が安心して休憩できず、近隣住民が騒音に怯える現状を打破するため、当局は不正改造車の撲滅を明確な目標に掲げています。

2026年5月に実施した静岡運輸支局での特別街頭検査の様子(画像:中部運輸局)
2026年5月に実施した静岡運輸支局での特別街頭検査の様子(画像:中部運輸局)

 今回の街頭検査が実施されたのは、静岡県内の国道1号沿いにある道の駅 潮見坂で、やはり改造車が頻繁に集結するスポットとして知られています。

 検問は2026年5月1日の夜間(21時から24時)にかけ、自動車技術総合機構中部検査部および静岡県警とタッグを組み、検問にあたりました。

 12台の車両に対して徹底したチェックが行われ、そのうち11台が保安基準に適合しない不正改造車であると判定されました。検問時の写真を見ると、摘発された車両の多くは、派手な装飾を施したセダンや国産スポーツカーなどであったことが確認できます。

 今回の検問で、特に多く見られた違反内容は「近接排気騒音超過(爆音マフラー)」「車体からの回転部分の突出(ハミタイ)」「最低地上高の不足(シャコタン)」などがありました。

 爆音マフラーやマフラーを取り外した状態(直管)は、始動時や走行時に爆音がこだまし、近隣住民に多大な騒音被害を与えます。特に夜間は寝ている人を起こすだけでなく、爆音で恐怖を与えることにもなりかねません。

 タイヤやホイールがフェンダーから外側に突き出しているハミタイは、歩行者や自転車を巻き込むリスクを飛躍的に高めます。また、走行中に石などを跳ね上げ、後続車のフロントガラスを破損させる二次被害の危険性もあります。

 さらに、シャコタンも、最低地上高(9cm)を大きく割り込むようなレベルだと、車体やマフラーなどが路面と接触し、車両火災や、走行不能による交通渋滞の原因となります。段差で急減速が必要になり、円滑な交通の妨げになります。

 今回検挙された11台の使用者には、その場で「整備命令書」が交付されました。これは単なる注意喚起ではなく、法的拘束力を持つ命令で、使用者は15日以内に車両を保安基準に適合するよう修理し、最寄りの運輸支局(陸運局)などへ車両を持ち込んで、現車確認を受けなければなりません。

 もしこの命令に従わず、修理や確認を拒んだまま走行を続けた場合には、車両の使用停止命令や、さらには罰則が科される可能性もあります。

 中部運輸局は「引き続き関係機関の協力のもと、自動車の安全確保及び公害防止を図るための対策の一環として、不正改造車の社会的排除に取り組んでまいります」とし、今後も取り締まりを強化する構えを示しました。

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Writer: くるまのニュース編集部

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