ホンダ「“ほぼランクルサイズ”の5人乗りSUV」2026年後半導入のキッカケは? “ジムニー”超えの最低地上高を誇る本格派「パスポート トレイルスポーツ エリート」の特徴とは?
ホンダは2026年3月9日に、米国で生産されているビッグサイズSUV「パスポート」のトップグレード「トレイルスポーツ エリート」を、2026年後半から日本市場へ投入することを明らかにしています。どのような特徴を備えているのでしょうか。
不動の地位を築く「ランクル」の牙城を崩せるか!?
ホンダは2026年3月9日に、米国で生産されているビッグサイズSUV「パスポート」のトップグレード「トレイルスポーツ エリート」を、2026年後半から日本市場へ投入することを明らかにしています。
発売までにまだ時間はあるものの、既にディーラーへの問い合わせも寄せられているという同モデルは、どのような特徴を備えているのでしょうか。
このクルマは、2026年初頭に開催された「東京オートサロン」や「大阪オートメッセ」で参考出品された経緯があり、来場者から市販化を望む声が数多く寄せられていたことから、ファンの期待に応える形での日本上陸が決定しました。
今回の日本導入は、国土交通省が新たに設けた米国製乗用車に関する認定制度を活用するもので、米国モデルが持つ魅力をそのままに、左ハンドル仕様で展開される点が特筆すべき点です。
その最大の魅力は、日本のクルマの規格を超えた迫力ある佇まいにあります。パスポート トレイルスポーツ エリートのボディサイズは、全長4864mm×全幅2017mm×全高1857mmという威風堂々とした体躯を持ちます。
このサイズは、国内市場におけるライバルの筆頭であるトヨタ「ランドクルーザー300」(全長4985mm×全幅1980mm×全高1925mm)と比較しても遜色のないものです。全長ではランドクルーザー300が約120mm長いものの、全幅と全高に関してはパスポートが上回っており、そのワイドでタフなスタイルは、数あるSUVの中でもひときわ強い存在感を放ちます。

パワートレインには、最高出力285hp、最大トルク36.2kgfmを発生する3.5リッターV型6気筒の自然吸気エンジンが搭載されています。近年の低排気量×ターボ化というダウンサイジングの流れとは異なり、大排気量NAエンジン特有の優れたレスポンスや滑らかな吹け上がりが大きな魅力となっています。
このエンジンにパドルシフト付きの10速ATと、第2世代の可変トルクマネジメント式AWDシステム「i-VTM4」が組み合わされ、独自の力強い走行性能を実現しました。
さらに、本格志向のオフロード走行も想定して設計されており、最低地上高はスズキ「ジムニー」の205mmを超える211mm、アプローチアングルは23度を確保しています。これにより、どんな悪路でも臆することのないタフな走破性と、5名の乗員がゆったりと過ごせる広々とした室内空間を高いレベルで融合させています。
また、ノーマルやスポーツ、トレイル、牽引など、路面状況や用途に応じて選択できる7種類のドライブモードが用意されており、さまざまなシチュエーションに柔軟に対応可能です。
インテリアや安全装備もフラッグシップモデルにふさわしく、充実した豪華な内容となっています。12.3インチのカラータッチスクリーンや10.2インチのデジタルメーターといった最新のインフォテインメントシステムに加え、ワイヤレス充電器や前後席のシートヒーターも標準で装備されます。
安全性についても、衝突被害軽減ブレーキやアダプティブクルーズコントロールなどを含む運転支援システム「ホンダ センシング」が搭載されており、オンロードでもオフロードでも安全な運転をサポートします。
同モデルに対し、ホンダディーラーには「正確な価格が知りたい」「展示車はいつ見られるの」「東京オートサロンで見てデザインが気に入ったので予約したい」などといった問い合わせが寄せられているといいます。
パスポート トレイルスポーツ エリートは、ホンダの米国における四輪開発・生産拠点「ホンダ・ディベロップメント・アンド・マニュファクチュアリング・オブ・アメリカ」で生産されています。米国での現地価格は5万2650ドルで、2026年5月中旬時点の為替レートで換算すると約830万円となります。
高価格帯のモデルではありますが、他に類を見ない個性を持つこの一台は、日本のSUV市場に新たな風を吹き込むことになりそうです。
Writer: くるまのニュース編集部
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