6速MTのみ! ホンダ究極の“ピュアスポーツカー”買えるのは今のうち? 「発売後・即受注停止」の経歴も… 「FF最速モデル」シビックタイプRについて販売店に聞いた
ホンダのスポーツカー「シビックタイプR」について、販売店に最新情報を聞いてみました。
キャンセル車がごくまれに… 受注枠が残っている可能性もある「シビックタイプR」
ホンダの数あるラインナップにおいて、現時点でもっとも「尖った」モデルといえるのが「シビックタイプR」でしょう。しかし、現行型発売直後は注文が殺到し、すぐに受注停止に…。
果たして今はどうなっているのでしょう。最新の納期について、首都圏のホンダディーラーに問い合わせてみました。
ホンダの初代シビックタイプR(EK9型)がデビューしたのは1997年8月のことでした。初代「インテグラ タイプR」(DC2型)の弟分的なポジションでデビューし、またたく間に高い人気を獲得します。
その後、シビックタイプRは、2001年12月に2代目へと進化し、2007年3月に3代目、2015年12月に4代目、2017年9月に5代目へとフルモデルチェンジを行ってきました。現行モデル(FL5型)は2022年9月にフルモデルチェンジした6代目にあたります。
6代目となるシビックタイプRは、「速さ」と官能に響く「ドライビングプレジャー」が両立する究極のピュアスポーツ性能を目指して開発されています。
シビックタイプRのパワートレインは、先代同様の2リッター直列4気筒「VTEC」ターボエンジンですが、最高出力330馬力・最大トルク420Nmと、歴代最高のスペックを実現しています。
トランスミッションは新設計の6速MTを搭載し、ミシュラン製の専用チューニングタイヤ、アダプティブ・ダンパー・システムなどが組み合わされます。
パフォーマンスは同じカテゴリーでトップクラスとなっており、2023年4月にはドイツのサーキット「ニュルブルクリンク(北コース)」でのタイムアタックで、FF(前輪駆動)車としては歴代最高となる7分44秒881を記録しています。
また、シビックタイプR専用のデータロガー「Honda LogR(ホンダ ログアール)」を搭載し、クルマの機械的な情報などをリアルタイムにドライバーへ伝える機能を装備します。
ボディサイズは、全長4595mm×全幅1890mm×全高1405mm、ホイールベースは2735mmです。しかし車両重量はなんと1430kgと、現代のクルマとしては軽量な部類(ライトウェイトスポーツ)といえます。

その後、2025年1月23日には、シートをはじめとするインテリアをブラック基調とした「レーシングブラックパッケージ」が新たに設定され、その選択肢をさらに広げています。
こちらのモデルは、室内全体を黒で統一し、ダッシュボードにブラックの上質なスエード表皮を採用するほか、ブラックでコーディネートしたインテリアパーツを多く配置し、光の反射ノイズを徹底的に抑制しています。
シビックタイプRのスタンダードモデルの車両本体価格は499万7300円、レーシングブラックパッケージは617万9800円です(いずれも消費税込み)。
シビックタイプRのユーザーからの反響や最新の納期について、5月下旬に首都圏にあるホンダディーラーに問い合わせてみました。
「2022年9月にフルモデルチェンジしてから間もなく4年経ちますが、いま現在も『受注停止なのか』『数年待ちなのか』といったお問い合わせをいただきます。
現在、標準グレードは受注停止ですが『レーシングブラックパッケージ』の方はご注文が可能です。ご納期に関しても6ヶ月前後を予定しております」
今回、ほかのホンダディーラーにも問い合わせてみました。
「内装を黒で統一した『レーシングブラックパッケージ』はご注文可能です。現時点のご注文で、年内に間に合うかどうか……といった状況です。
少し前ですと数年待ちという状態でしたが、シビックタイプRをご希望のお客様にある程度行き渡った印象があり、バックオーダー分のご納車も進んでいるのだと思われます。
納期に時間がかかりそうだから選択肢から外れているとしたら……ぜひもう一度、ご検討いただきたいです」
ホンダの「タイプR」シリーズの内装といえば、赤いシートやカーペットを連想するクルマ好きも多いはず。
しかし、スエード素材を多用したレーシングブラックパッケージも魅力的です。
ベースグレードより100万円以上も高額なのがネックではありますが、純ガソリンエンジンの新車のタイプRが手に入る限られたチャンスと思えるなら…。思い切った決断を下す価値は十分にありそうです。
Writer: 松村透
株式会社キズナノート代表取締役。エディター/ライター/ディレクター/プランナー。輸入車の取扱説明書制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトリニューアルを担当。カーメディアの運営サポートや企画立案・ディレクションが得意分野。またオーナーインタビューをライフワークとし、人選から取材・撮影・原稿執筆・レタッチ・編集までを一手に担う。現在の愛車は、1970年式ポルシェ911S(プラレール号)と2022年式フォルクスワーゲン パサートヴァリアント。
























































