大迷惑な「爆音マフラー」「シャコタン」車“11台”を一斉検挙! 使用者には「車を修理しなさい」命令も! 「改造スポーツカー&旧車バイク」使用者を摘発 福岡
自動車技術総合機構は九州運輸局や福岡県警と連携し、福岡市内で不正改造車を取り締まる特別街頭検査を実施しました。11台が不正改造車としてその場で検挙されています。
改造バイクをその場で検挙
自動車技術総合機構(NALTEC)は2026年5月1日、福岡市内で実施した特別街頭検査の内容を公表しました。
検査した12台のうち11台が不正改造車とされ、その場で整備命令書が交付されたといいます。
日本国内の公道を走行するクルマは、安全・環境基準を定めた「保安基準(道路運送車両の保安基準)」に適合していなければなりません。
一方で、装置の取り付けや取り外し、改造などによって保安基準に適合しなくなった状態は「不正改造」と呼ばれます。
この状態で公道を走ることは違法であり、周囲の交通や近隣住民に迷惑をかけることにもつながります。
例えば、マフラー(消音装置)を取り外したり、競技用などの大きな音を発する部品を取り付けたりすると、始動時や走行時に騒音をまき散らし、近隣にとって大きな迷惑となります。
また、サスペンションの改造や競技用部品の取り付けで車高を極端に落とした状態、いわゆる「シャコタン(車高短)」は、保安基準で定められた最低地上高9cmを下回ることがあります。
もし最低地上高に満たない状態で走行すると、車体やマフラー、エンジン下部などを路面に打ち付けて致命的な車両故障を起こし、立ち往生して渋滞を引き起こす原因となります。
さらに、道路びょうやマンホールといった道路設備に引っかかると火花が発生し、周囲に燃え移ったり、車両火災に至ったりする危険性も否定できません。
このほか、車体の幅を超えるウイングやスポイラーなどの取り付けは、歩行者などに接触してケガをさせる恐れがあります。取り付けが不十分な場合には走行中に部品が外れ、後続車などを巻き込む事故につながることも考えられます。
ライトの色や光り方を変える改造も、他車が進んでいるのか停まっているのか判断を誤らせる原因となります。スモークフィルムの貼付も同様に、運転手同士の意思疎通を妨げ、視界を悪化させます。
タイヤをフェンダーからはみ出させて回転部分を露出させる、いわゆる「ハミタイ」も、歩行者を巻き込む可能性があり、非常に危険です。
こうした改造の例は、すべて保安基準に適合しない違法なものですが、依然として一部の輩が行っており、なかには不正改造車のグループをつくり、群れて行動し、集団で周囲に迷惑をかける連中も多くいます。

今回、自動車技術総合機構と九州運輸局 福岡運輸支局は、福岡県警と共同で福岡市内にて特別街頭検査(検問)を実施しました。
検査は2026年4月25日から26日の深夜にかけ、福岡運輸支局構内で行われ、クルマ7台とバイク5台の計12台を対象に、不正改造の有無が調査されました。
その結果、11台において、着色フィルムの貼付、消音器の取り外し(直管)、触媒装置の取り外し、基準に不適合な灯火器の取付け、回転部分の突出(ハミタイ)、最低地上高の不足(シャコタン)が確認されたということです。
検査の様子を捉えた写真には、大型ウイングやフェンダーなどを取り付けた国産スポーツカーと、旧型バイクの姿が写っており、これらの車両が検挙されたものとみられます。
これら11台の使用者には、その場で道路運送車両法に基づき「整備命令書」が交付されました。
この命令書は、「15日以内に、保安基準に適合するようにクルマを直し、提示しなさい」という内容です。
クルマの使用者は、車両を修理したうえで最寄りの陸運局などに持ち込み、直接の確認を受ける必要があります。
Writer: くるまのニュース編集部
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