トヨタ新「GRヤリス」に注目! わずか1年で改良…「ステアリング&足回り」を刷新し「最新が最良」を体現! 現場とユーザーの声でさらに磨かれた「26式」の深化とは?

2020年の登場以来、「もっといいクルマ」を目指して進化を続けるトヨタ「GRヤリス」。「26式」(2026年モデル)では、新開発ステアリングやEPS制御、足まわりなどに改良を実施しました。その進化を、自動車研究家の山本シンヤ氏が一般道で試乗しました。

ユーザーの声と現場の知見が磨いた「26式」の進化とは?

 2020年の登場以来、発売後も現状に満足することなく、「もっといいクルマ」を目指して開発が継続されているトヨタ「GRヤリス」。

 モリゾウこと豊田章男会長の「鍛えた結果は、できるだけ早いタイミングでユーザーに還元すべき」という信念に基づき、2024年には多岐にわたるアップデートを施した「24式(進化型GRヤリス)」が登場しました。

 フルモデルチェンジ並みの変貌ぶりに、筆者(山本シンヤ)は当時、「量産車として1つの完成形」だと感じましたが、その後も開発の手が止まることはありませんでした。

 翌2025年には、ユーザーの“困りごと”を愚直に反映した「25式」へ。そして2026年、「さすがに今年はステイだろう」という筆者の予想を裏切り、「26式」へのアップデートが行なわれました。

 今回はサーキットではなく、富士スピードウェイ近郊の一般道を中心に試乗しました。25式からわずか1年という短期間で、「ユーザーが納得できる伸びしろはあるのか」という不安も正直ありましたが、結論から言えば、今回も「なるほど!」と唸らされる進化を遂げていました。まずは、その変更点から紐解いていきましょう。

わずか1年で再び進化した「26式GRヤリス」。ステアリングやEPS、足まわりなど、走りの本質に関わる部分へ改良が加えられた。
わずか1年で再び進化した「26式GRヤリス」。ステアリングやEPS、足まわりなど、走りの本質に関わる部分へ改良が加えられた。

 1つ目は「GRステアリング」の採用です。これまでGRヤリスのステアリングは、他のトヨタ車と同じ形状のものを採用していましたが、コンペティションユースでは「ベストな位置に手を置くと、ステアリングスイッチを誤操作してしまう」という指摘が、プロ・アマ問わず寄せられていました(実は筆者も伝えていた一人です)。

 そこで開発陣はこれを受け、「それなら専用品を作ってしまおう」と動いたのが、これになります。

 ぱっと見はレースカーのようなデザインが注目されがちですが、小径化(365→360mm)に加え、プロドライバーと煮詰めた左右グリップ形状や、スイッチ類のレイアウト変更(左にインフォテインメント、右に運転支援と完全分離)など、機能面が大きく向上しています。

 その一方で、機能の一部(MODE/電話ボタン)が省かれたのは、前モデルオーナーとしては少々残念ですが、操作性の向上はそれを補って余りある朗報と言えるでしょう。

 2つ目は「EPSの改良」です。従来モデルでは、ハイグリップタイヤ/幅広タイヤを履いた状態でサーキットを高負荷走行した際に発生していた「アシスト切れ」。

 2025年のニュルブルクリンク24時間耐久レースでも露呈したこの課題を、開発陣は「量産車だから」と割り切ることなく真摯に受け止めました。

 トルクセンサー内トーションバー剛性の最適化とソフトウェア制御の変更により、あらゆる領域でスムーズな操作を可能にしています。

 加えて、ドライブモード・ノーマル時の特性も、普段乗りでの取り回し性を考慮した設定(アシスト量アップ)へと変更されています。

トヨタ「26式 GRヤリス」で採用された新意匠のGRステアリング
トヨタ「26式 GRヤリス」で採用された新意匠のGRステアリング

 3つ目は「フットワークの最適化」です。GRヤリス最上位グレード「RZハイパフォーマンス」のタイヤは、騒音規制への対応を機に、ミシュランのパイロットスポーツ4S(PS4S)から、新開発のブリヂストン「POTENZA RACE(ポテンザレース)」へと変更されました。

 PS4Sのトータルバランスを超えるタイヤを作る―そこで名乗りを上げたのがブリヂストンで、「一緒にいいタイヤを作りましょう」と、ニュルブルクリンク24時間/S耐で培ってきた技術・ノウハウを惜しみなく投入。

 規制をクリアしながら、グリップ性能の維持と限界域でのコントロール性向上を実現しています。ちなみに「RZ」のタイヤは、ダンロップのSP SPORT MAXX 050から変更はありません。

 タイヤ変更に合わせてサスペンションも最適化。POTENZA RACEはPS4Sより縦バネ剛性が強いそうですが、クルマ全体のバランスは25式を維持するため、ショックアブソーバーは微低速域の減衰を下げ、中速域では伸び側の減衰も下げる方向へ特性変更が行なわれています(スプリングは変更なし)。

 4つ目は「装備類の見直し」です。24式から採用された縦引きパーキングブレーキは、25式で全グレード対応となりましたが、26式では縦引きパーキングブレーキ+コンフォートパッケージ選択時でも、シートヒーター&ステアリングヒーターの装着が可能になっています。

 このあたりは、コンペティションユース向けに設定された縦引きパッケージが、予想以上に一般ユーザーから支持されている証拠でもあります。

 さらに、GRヤリスユーザーでもある筆者は、リリースに載っていない細かな変更も見逃しません。

 ルームミラーの外枠が薄型タイプへ進化(視界性アップ)、オド/トリップのハードスイッチ廃止(メーター内操作化。跡地は将来登場予定の“何か”に使われるらしい)、車載ECUの変更(ソフトウェアアップデートが24式/25式対応のみなのはそれが理由)なども行なわれています。

 このように、26式は走りに関わる“大物”中心のアップデートですが、一体どのような進化が感じられたのでしょうか。

【画像】超カッコいい! これが“わずか1年で改良”されたトヨタ新「“四駆”スポーツカー」です! 画像を見る!(30枚以上)

【買取査定】トヨタ車が高く売れる!?(PR・外部リンク)

画像ギャラリー

1 2

この記事のクルマが気になったら

PR
トヨタ ヤリス
イメージ画像

中古車価格(税込)

66万円〜307万円

新車価格(税込)

170万円〜289万円

※本リンクは一部PRを含みます。

【2026年最新】自動車保険満足度ランキング

【頭金0円】毎月1万7千円代でフォレスターに乗れる!?(PR・外部リンク)

最新記事

全国のガソリン平均価格
2026/05/03時点最新
直近の平均価格
レギュラー
166.0 -0.1
ハイオク
177.1 -0.3
軽油
155.9 +0.2
情報提供元:株式会社ゴーゴーラボ
gogogsで詳細をみる

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー