日産「新型スカイライン」は“買い”なのか? 10数年ぶり全面刷新で丸目4灯“ハコスカ”デザイン&「MT×V6ターボ」採用も!? ファン待望の「新型4ドアセダン」どんなモデルに進化する?
日産が次期型「スカイライン」のデザインを初公開しました。待望の全面刷新が実施されると言いますが、一体どのようなモデルになるのでしょうか。
日産「新型スカイライン」は“買い”なのか?
2026年4月14日に開催された日産の長期ビジョン発表会で、次期型「スカイライン」の存在についてイヴァン・エスピノーサ社長が言及した。
一部ながらデザインの写真を公開して以後、断片的ながら情報など出てきて、早くもディーラーには購入を希望する気の早いファンが訪れているという。
現在わかっている次期型スカイラインについて分析してみたいと思う。果たして買いだろうか?
まずアウトラインから。2014年にデビューした現行スカイライン(V37型・13代目)は日本市場における4ドアセダンの人気低迷もあり、販売台数激減。事実上、生産台数の大半は、スカイラインと双子のような存在である北米市場向けの「インフィニティQ50」というクルマになっていた。レクサス「IS」やBMW「3シリーズ」の競合車というポジションです。
そんなことから2014年から2019年にマイチェンするまで、日本仕様のスカイラインもインフィニティのエンブレムを付けている。
そして、次期型Q50の開発も進んでいたらしく「ビジョンQe」というネーミングでレンダリングやクレイモデルを発表していた。
ビジョンQeの写真を見ればわかる通り、とうていスカイラインには見えないし、スカイラインという車名で日本市場へ導入したとしても売れるとは思えないです。そんなことからこのモデルは日本に導入されないだろうと考えられていたのだ。

そんなタイミングで、2025年4月、社長がエスピノーサさんに変わった。近い筋からの情報によれば、ゴーンさんが日産の活性化のため「GT-R」と「フェアレディZ」を復活させたのと同じく、日産を象徴するモデルを作りたかったという。
とはいえ今の日産に時間も開発費用もない。何より1日でも早く市販したかったようだ。となれば現在販売しているプラットフォームでの“クルマ作り”しかない。
実際、次期型GT-Rを作ろうとしたら時間が掛かる。ゴーンさんが水野さんに全権を与えたGT-R(R35型)も、デビューは2007年。企画開始から7年かかった。
一方フェアレディZは既存モデルで使われていたFMプラットフォーム(スカイラインと共通)を流用したため、企画から3年という短い開発期間で発売にこぎつけた。
そんな状況など考えれば、次期型スカイラインも必然的に現在販売しているプラットフォームを使うことになる。加えてフェアレディZも同じプラットフォームなので、現行型スカイラインやフェアレディZ同様に栃木工場で生産可能。したがってハードについていえば全く問題ないと思う。
次期型スカイラインに搭載されるエンジンは400馬力オーバーのV型6気筒ツインターボ(VR30DDTT型)になり、どうやらアメリカ市場向けに6速MT仕様もラインナップされるようだ。これまたフェアレディZと同じだからして、日本もNISMO仕様として出てくる可能性大か?
意外にも、2026年夏発売予定の新型「エルグランド」でデビューする次世代プロパイロットが搭載されるようだ。これは自動運転でなく「NOA」(ナビゲーション・オン・オートパイロット)と呼ばれる高度な運転アシストである。
ナビ画面に目的地を入れてやると、ドライバーはいつでもハンドルを握れるようしておくだけで目的地に到着するというもの。高齢ドライバーでも十分な安全を担保できるだろう。
次期型スカイライン最大の「どうしよう?」はデザインだったようだ。北米向けのインフィニティを重視するのか、それともスカイラインの味を出すのか、です。
結論からいうと、一部分発表された写真を見ればわかる通り、完全なスカイラインだった。
フロントのイメージからすれば、3代目モデルとなる「ハコスカ」(C10型)である(愛のスカイラインとも呼ばれる)。ヘッドライトあたりの処理はまんまハコスカのイメージでいいと思う。そしてボディサイドにV35スカイラインで姿を消したサーフィンライン。ここまでやったなら、間違いなくテールは丸型だろう。
現行スカイラインのシルエットのまんま、ハコスカのようなイメージになると考えていい。レトロといえばレトロながら、日産ファンからすれば大歓迎じゃなかろうか。
発売は2027年の夏ごろといわれている。厳しくなる一方の騒音規制や燃費規制、排気ガス規制など考えれば、販売できる期間は3年程度か。欲しいなら今からお金の算段をしておくことをすすめておく。
Writer: 国沢光宏
Yahooで検索すると最初に出てくる自動車評論家。新車レポートから上手な維持管理の方法まで、自動車関連を全てカバー。ベストカー、カートップ、エンジンなど自動車雑誌への寄稿や、ネットメディアを中心に活動をしている。2010年タイ国ラリー選手権シリーズチャンピオン。




































