「“標識”が見えないじゃん!」 “街路樹”で隠れた「視認できない道路標識」は有効か? 気づけず「違反切符」を切られそうな場合、サインする前に「現場の写真」を! 泣き寝入りは「絶対NG」!
街路樹で完全に隠れてしまっていたり、塗装の劣化で「見えにくい道路標識」が原因で交通違反の取り締まりを受けた場合、「標識が見えなかった」という主張は通用するのでしょうか。
もし警察官から現場で停止を求められたら、どうすればいい?
では、実際に警察官から現場で停止を求められた際、ドライバーはどのように対処すべきなのでしょうか。
もっとも重要なのは、その場で警察官と一緒に「標識の状態」を確認することです。
運転席からの目線で、実際に標識が枝葉に隠れて見えなかったこと、あるいは塗装が剥がれて読み取れなかったという事実を、客観的に冷静に伝える必要があります。
その際、単なる口頭での主張にとどめず、スマートフォンなどのカメラを使って現場の写真を撮影し、証拠として保全しておくことが鉄則です。
運転席からの実際の視点と、標識がどのように隠れているのかが分かる状況写真を複数枚残しておけば、後の手続きにおいて自らの正当性を証明する強力な材料となります。

そして、もし現場の警察官が「見えにくくても標識自体は存在しているから」と、交通反則告知書(青切符)の作成を進めようとした場合、ドライバー自身がどうしても納得できなければ、書類への署名や指印を拒否することが可能です。
青切符へのサインは義務ではなく、あくまで「違反事実を認めた」という意思表示にすぎません。
署名を拒否した場合、手続きは「否認事件」として扱われ、後日警察署での取り調べや検察庁での聴取を受けることになります。
時間と手間はかかりますが、撮影した写真などの証拠が揃っており、明らかに標識の管理状態に瑕疵(欠陥)があると判断されれば、最終的に不起訴処分となり、反則金の納付や違反点数の加算が課されないケースもあるのです。
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このように、管理が行き届いていない標識による取り締まりは法的な効力を持たない可能性があります。
とはいえ、道路管理者や公安委員会(警察)も、全国に無数にあるすべての標識の状態をリアルタイムで把握できているわけではありません。
もし日々の運転中に、事故を誘発しかねない危険な「見えない標識」を発見した場合は、各都道府県警察が開設している意見窓口「標識BOX」へ通報することで、改善を促すことができます。
自らの身を守りつつ、より良い道路環境の維持に関心を持つことも、現代のドライバーに求められる姿勢と言えるでしょう。
Writer: くるまのニュース編集部
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