新車価格1億5000万円! イタリア製「“日産”スーパーカー」実車公開! 720馬力の「超高性能4WD」スポーツマシン! 世界で「わずか50台」手造り生産の「GT-R50 by イタルデザイン」とは

イタリア・イタルデザインは、ヘリテージカーイベント「オートモビルカウンシル2026」にスポーツカー「GT-R50 by イタルデザイン」を展示しました。いったいどのようなクルマなのでしょうか。

イタリアと日本の合作による希少な「スーパースポーツカー」

 イタリア・イタルデザインは、2026年4月10日から12日までの3日間、幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催されたヘリテージカーイベント「オートモビルカウンシル2026」にスポーツカー「GT-R50 by イタルデザイン」を展示し、迫力あるスタイルから、多くの人が足を止めていました。

 どのようなクルマなのか、改めて振り返ります。

 目を見張るほどの貴重かつ希少なクルマが集ったオートモビルカウンシル2026では、専門店が選りすぐったヘリテージカーだけでなく、自動車メーカーやインポーター、さらには自動車関連企業なども出展を行なっていました。

 そのひとつが「イタルデザイン」です。

 若くしてイタリアの名門カロッツェリア「ベルトーネ」で頭角を現したジョルジェット・ジウジアーロ氏が、1968年に設立したデザイン会社で、フォルクスワーゲン「ゴルフ(初代)」、フィアット「パンダ(初代)」、いすゞ「ピアッツァ(初代)」、スバル「アルシオーネSVX」など、優れたデザインのクルマを数えきれないほど輩出しています。

 そのイタルデザインは、「GT-R50 by イタルデザイン」ほか、全2台を会場に展示しました。

世界限定50台で市販化された日産「GT-R」のスペシャルモデル「Nissan GT-R50 by Italdesign(イタルデザイン)」が幕張に降臨!
世界限定50台で市販化された日産「GT-R」のスペシャルモデル「Nissan GT-R50 by Italdesign(イタルデザイン)」が幕張に降臨!

 GT-R50 by イタルデザインは、2018年に「イタルデザイン」の創立50周年、日産では2019年「スカイラインGT-R(PGC10型)」のデビュー50周年を迎えることから、両社の共同開発のもとR35型「GT-R NISMO」をベースに製作されたモデル。

 デビューは、2018年6月にイギリスで行われた「グッドウッド フェスティバル オブ スピード」でした。

 制約を受けないでデザインが行われたGT-R50 by イタルデザインでは、GT-Rの特徴的な縦長のヘッドライトや、鋭角的なウィンドウグラフィックやルーフを踏襲しつつ、新しい解釈でリデザインが行われています。

 リアもヘリテージデザインが施されており、長年にわたりスカイラインおよびGT-Rに受け継がれてきた丸型4連テールライトも大胆な解釈で採用。

 全長が94mm伸び、全幅も91mm広く、全高は54mm下げられたボディにより、ワイド&ローなプロポーションに進化しています。

 エンジンはGT-R用の3.8リッターV型6気筒 DOHCツインターボ「VR38DETT型」を搭載しますが、レースモデル「GT3」仕様よりも高い、最高出力720ps・最大トルク652Nmを発生します。

 そのフォルムとディティール、そして性能は、まるでコンセプトカーや一品モノのワンオフモデルのようですが、驚くことに約1億5千万円からという販売価格を掲げ、50台限定で発売することが発表され、2021年から生産を開始したといいます。

 さらに興味深いのは、まさにイタリアン・エキゾチックスーパースポーツカーの雰囲気を有するGT-R50 by イタルデザインの内外装デザインは、日産が担当していること。イタルデザインは開発・生産を担っているだけというのはちょっと意外です。

 イタルデザインブースに展示されたGT-R50 by イタルデザインは、GT-R専門店の「RYUKI SPORT」の車両で、黒いボディに赤い差し色が入ったエクステリアが精悍なイメージを一層強めています。

※ ※ ※

 ベースのGT-Rをもとに、イタルデザインの工場において新たに手作業でボディパネルを組みつけるため、1台を生産するためには半年以上かかるというGT-R50 by イタルデザイン。

 職人の手造りで仕立てられた実車からは、周囲に居並ぶ歴史あるヘリテージカーにも負けぬほどのオーラが放たれていました。

 貴重な数少ない実車を目の当たりにして、何かを感じる……。オートモビルカウンシルは、その機会を与えてくれる数少ないイベントだと筆者(遠藤イヅル)は思います。

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Writer: 遠藤イヅル

1971年生まれ。自動車・鉄道系イラストレーター・ライター。雑誌、WEB媒体でイラストや記事の連載を多く持ち、コピックマーカーで描くアナログイラスト、実用車や商用車・中古車、知られざるクルマの記事を得意とする。

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