ホンダの「“新”軽商用車」に注目! 真っ平らな「ひろびろ」荷室で「便利過ぎます」! 斬新「おおきなドア」もイイ独創の軽バン「N-VAN」一部改良に販売店の反響は
ホンダは「N-VAN」の一部仕様改良を実施し、2026年3月20日より発売しました。その後の反響について、ホンダディーラーに問い合わせてみました。
「納期が気になる」の声も
2026年3月19日、ホンダ「N-VAN」の一部仕様改良を実施し、翌3月20日より発売を開始しました。
ユーザーからの反響などについて、ホンダの販売店に話を聞いてみました。
N-VANは2018年7月、Nシリーズ初の商用車モデルとしてデビューしました。
ホンダでは、「働く人々の生活を見つめ、さまざまな仕事での使いやすさや優れた走行性能、安全性能を追求し、軽バンの新基準となることを目指して開発された」と説明しています。
人気の軽スーパーハイトワゴン「N-BOX」で新たに開発したプラットフォームをベースとし、商用向けに専用設計されています。
FFと特許技術「センタータンクレイアウト」による低床化で、高さのある荷物も積載可能な大空間の荷室を実現し、助手席スペースにも荷物が積めるように、リアシートに加え、助手席シートにもダイブダウン機構を採用しています。
ダイブダウンした助手席からリアシート、テールゲートにかけてフラットにつながる空間を有しており、長尺物の積載も可能と、非常に便利で実用的な造りに徹していることがわかります。
![特別仕様車は内装もオシャレ![画像は特別仕様車「NATURE STYLE」の専用インテリア]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2027/04/20260427_Honda_N-VAN_001.jpg?v=1777278239)
さらに、助手席側からのスムーズな積み下ろしを可能にするため、軽バンとして初となるセンターピラーレスを採用している点も大きな特長です。
この「助手席側のセンターピラーレス」を実現するため、助手席ドアと左側スライドドアには、ピラー相当の強度を持たせたドアインピラー構造を採用しており、ドアクローズ時にはピラー構造と同等の衝突安全性能を確保しています。
ラゲッジスペースには、広い開口幅と低床設計によって大開口を実現したテールゲートと、センターピラーレスとした助手席側のワイドな開口の、2つの大開口からアクセスが可能です。
その結果、交通量の多い場所や狭い場所などの作業域が限られたシーンや、複数人での積み降ろしなど、さまざまな環境下で作業の効率性を高めています。
商用モデルならではの特長として、繰り返しの乗り降りに対する身体への負担を軽減するため、低床設計を採用し足の運びをスムーズにするとともに、腰の上下運動を最小限とする位置にシート座面高を設定しています。
また、腰をしっかりとサポートすることで、長時間の着座でも疲れにくい姿勢を保持することが可能です。
これに加えて、繰り返しの乗り降りによるシートクッション生地の破れを抑えるため、クッション生地をサイドから下にまで一枚生地で張り込み、縫裁ラインを解消しています。
その結果、摩耗のきっかけを最小限とすることで破れにくいシートを実現しています。
安全面においても、ホンダの軽バンに初採用となる、先進の安全運転支援システム「ホンダセンシング」は、8つの機能に加え、後方誤発進抑制機能ならびにオートハイビームも搭載します。
さて、今回実施された一部改良では、フロントパーキングセンサーと衝突後ブレーキシステムを標準装備とし、安全性をさらに向上させるとともに、ホンダセンシングの作動状況や運転に必要な情報をよりわかりやすく表示する7インチTFT液晶メーターを採用しました。
アウトドア仕様の特別仕様車として従来から設定されていた「FUN特別仕様車STYLE+ NATURE」は、「FUN特別仕様車NATURE STYLE(ネイチャースタイル)」に名称を変更し、さらにターボ仕様が追加設定されます。
そのほか、FUNグレードで人気の「オータムイエロー・パール」「ボタニカルグリーン・パール」を新たに設定し、選択肢が広がりました。
これにあわせて、FUNグレードでは、USB端子をType-AからType-Cへ変更し使い勝手を向上させるとともに、「G」および「L」グレードには、急アクセル抑制機能とプッシュエンジンスタート/ストップスイッチを採用しています。
エンジンは、NA仕様(自然吸気)とターボ仕様の2種類。
さらに、各グレードでトランスミッション(CVT/6速MT)や駆動方式(2WD/4WD)を組み合わせることで、幅広いユーザーのニーズに応えている点もホンダの良心といえるでしょう。
ボディサイズは、全長3395mm×全幅1475mm×全高1945mm-1960mm、ホイールベースは2520mmです。
一部改良後のN-VANの車両本体価格は、149万8200円から226万9300円です(いずれも消費税込み)。
今回、一部改良を実施したN-VANに対し、ユーザーからの問い合わせや納期について、2026年3月下旬に首都圏にあるホンダディーラーに問い合わせてみました。
「お問い合わせのなかで多いのが『どれくらい高くなったのか』といった内容が多いです。価格の面では、グレードにもよりますが10万円から15万円程度の値上げです。
ただ、フロントパーキングセンサーと衝突後ブレーキシステムを標準装備となるなど、これまで以上に安全装備が充実しています。
この点はしっかりとお伝えしなければ、と思い、都度ご説明しています」
他のホンダディーラーにも問い合わせてみました。
「『納期はどのくらいなのか』といったお問い合わせが多いです。一部改良後も納期は比較的短期でして、1か月から2か月でお届けできる見込みです」
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軽自動車規格といった限られたスペースで最大限のラゲッジスペースを作り出し、高速道路も乗用車と遜色ない走りを実現し、価格も可能な限り抑えられ、故障も少なく、エアコンもバッチリ効く……
そんな魅力の数々を振り返ると、N-VANが廉価で非常に優れた「実用車の鑑」のようなクルマであることを、あらためて気付かされます。
Writer: 松村透
株式会社キズナノート代表取締役。エディター/ライター/ディレクター/プランナー。輸入車の取扱説明書制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトリニューアルを担当。カーメディアの運営サポートや企画立案・ディレクションが得意分野。またオーナーインタビューをライフワークとし、人選から取材・撮影・原稿執筆・レタッチ・編集までを一手に担う。現在の愛車は、1970年式ポルシェ911S(プラレール号)と2022年式フォルクスワーゲン パサートヴァリアント。














































