トヨタ「新型ノア/ヴォクシー」納車待ちは「大幅短縮」!? 大幅改良にあわせ“製造拠点”拡大も! 販売店に聞いた「キング・オブ・3列中型ミニバン」の納期とは
トヨタのミドルクラスミニバンとして高い人気を誇る「ノア/ヴォクシー」が、2026年4月10日に一部改良を発表し、同年5月より発売されることが明らかになりました。新型が発表されてオーダーが可能になった両車ですが、気になる納期はどのくらいなのでしょうか。
台湾生産もあって納期は短縮傾向か
トヨタのミドルクラスミニバンとして高い人気を誇る「ノア/ヴォクシー」が、2026年4月10日に一部改良を発表し、同年5月より発売されることが明らかになりました。
果たしてこれを機に納期が大幅短縮され、買いやすいクルマになったのでしょうか。
ノアは2001年11月、「タウンエースノア」の後継車種として誕生しました。
タウンエースノア時代はFRレイアウトを採用していましたが、ノアへのモデルチェンジ以降はスペース効率に優れるFFレイアウトに変更されています。
同じタイミングで兄弟車種の「ヴォクシー」も登場し、長らく異なる販売チャンネルで取り扱われてきました。
初代から手頃なサイズに両側スライドドア、買い求めやすい価格を実現したことで、ミニバンジャンルの中心的なモデルへと成長しています。
現在販売中のモデルは2022年1月に登場した4代目です。販売チャンネルの垣根が取り払われた現在も、ノアは比較的落ち着いた雰囲気のデザイン、ヴォクシーはドレスアップ志向のスタイルと、両車のキャラクター分けは継続されています。
![トヨタ「ノア/ヴォクシー」の一部改良で納期も短縮!?[画像は新しい「ヴォクシー」]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2027/04/2060422_TOYOTA_VOXY_001.jpg?v=1776853880)
今回の改良でもっとも大きなトピックのひとつが、グレード体系の見直しです。
これまでノアには標準仕様とエアロ仕様の2種類が用意されていましたが、改良後は全グレードがエアロ仕様に統一されました。それに伴い、エアロ仕様のエントリーグレードとなる「S-X」が新たにラインナップに加わっています。
また、これまで設定されていた2リッターガソリンエンジンが廃止され(ウェルキャブを除く)、(ほぼ)全車が1.8リッターハイブリッドに一本化されました。燃費性能や環境性能を重視した方向性への転換といえるでしょう。
結果として生産効率もさらに上がり、納期待ちの短縮効果も少なくなさそうです。
エクステリアでは、フロントグリルとヘッドランプのデザインが刷新され、目元を強調するスタイリッシュな顔つきになりました。フロントグリルはこれまでメッキだった部分をメッキモール+ボディカラー共色に変更したことで、全体の印象が大きく一新されています。
ノアのボディカラーには、新たに「ニュートラルブラック」と「アーバンロック」が追加された一方、「アティチュードブラックマイカ」が廃止され、従来からの「プラチナホワイトパールマイカ」と「メタルストリームメタリック」を含む全4色の構成となりました。ヴォクシーは、メタルストームメタリックを除いた3色展開です。
インテリアでは、S-X以外のグレードでシフトノブやウインドウスイッチ周りをピアノブラック塗装で仕上げています。最上級グレードの「S-Z」では、メーターフードに表皮巻・ステッチ加工を施し、インストルメントパネルやドアトリムにもステッチ加工が追加されました。シート表皮のデザインも変更されており、室内の質感が全体的に向上しています。
メーターの液晶部分は大型化され、S-Zでは7インチから12.3インチへ、それ以外のグレードでは4.2インチから7インチへとサイズアップしました。前後ドライブレコーダーはS-Zで標準装備となり(中級モデル「S-G」はメーカーオプション)、使い勝手の向上が図られています。
さらに、ドライブモードセレクトに「SNOW EXTRAモード」が追加設定され(E-Four車に標準設定)、ワンタッチスイッチ付デュアルパワースライドドアがS-Gにも標準装備として追加されました(S-Xはメーカーオプション)。
走行性能や快適性についても着実な進化を遂げています。ショックアブソーバーの減衰力を最適化することで乗り心地を改善したほか、ノイズの侵入経路に防音材を最適配置することで車内の静粛性も向上しています。
さて、気になる注文状況と納期について筆者(赤羽馬)が調査したところ、執筆時点(2026年4月23日)ではオーダーストップにはなっておらず、注文ができる状態となっていました。
納期は最短で4か月と伝えられましたが、クルマの仕様によって若干異なるといいます。ちなみに、トヨタのサブスクサービス「KINTO」でも納期目処は4~5か月となっていて、一般オーダーとほぼ一緒です。
新型登場までは「オーダーストップ」が続いていたことを考えると、ノア/ヴォクシーの納期が短縮傾向になっているのは間違いなさそうです。
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家族で使うミニバンは、欲しい時に買えるということが非常に重要なクルマです。
2026年秋以降には国内に加え台湾での生産も始まり、ノア/ヴォクシーのさらなる増産体制が組まれるといい、一定程度の安定供給には目処が付いているでしょう。
しかしながら、ゴールデンウイークの前後で大量の注文が入ることも予想されています。状況次第では納期が延び、オーダーストップとなってしまう可能性も否定はできません。
一日も早い安定供給を目指して、トヨタにはさらに頑張ってほしいところです。
Writer: 赤羽馬
金融業・自動車ディーラー営業マンを経て、ライターとして独立。幼少期からの自動車カタログ収集癖あり。エンドユーザーに役立つ話や経済・金融とクルマに関する情報を発信中。

































