“クラウンエステート”サイズの「“四駆”ステーションワゴンSUV」に注目! 全長4.9m級ボディに2L“ターボ”エンジン搭載! 広々荷室&タフ仕様のメルセデス・ベンツ「Eクラス オールテレイン」どんなクルマ?
2024年3月に2代目として登場したメルセデス・ベンツ「Eクラス オールテレイン。ワゴンの広大な積載性とSUVの悪路走破性を融合した、Eクラス唯一のディーゼル4WDクロスオーバーですが、はたしてどのようなクルマなのでしょうか。
ワゴンにSUVの機能を融合した欧州流クロスオーバーの本命
メルセデス・ベンツ「Eクラス オールテレイン」は、2017年に登場した初代に続く2代目として、2023年9月の「IAAモビリティ2023」で世界初公開され、日本では2024年3月22日に発売されました。
ベースとなるのは最新のEクラス ステーションワゴン(S214型)です。これに対して最低地上高を145mmに引き上げることで、ワゴンの広大な積載性とSUV的な悪路走破性を両立。
ボルボ「V60 クロスカントリー」などと並ぶ日本市場で数少ない欧州クロスオーバーワゴンであり、SUVほど大きく見えず、通常のワゴンより悪路や雪道に強いという独自の立ち位置を持ちます。
エクステリアは、メルセデスのSUVモデルに共通する2本のフィンをあしらったラジエーターグリルや、前後バンパー下部のシルバークローム・アンダーライドガード、ブラックのホイールアーチカバーが特徴で、ワゴンベースながらSUVらしいたくましさを演出しています。

ボディサイズは全長4960mm×全幅1890mm×全高1495mm(ホイールベース2960mm、車重2060kg)。このサイズ感は、国産車でいえばトヨタ「クラウンエステート」(全長4930mm×全幅1880mm×全高1625mm)に極めて近い、堂々とした体躯です。
しかし、クラウンエステートと比較すると全高が130mmも低く、1495mmに抑えられているため、都市部の機械式立体駐車場(1550mm制限)にも対応しやすいという実用面での大きなメリットを備えています。
パワートレインはEクラス唯一のディーゼル4WDモデルで、2.0リッター直列4気筒クリーンディーゼルターボ(OM654M型)はエンジン単体で最高出力197ps・最大トルク440Nmを発揮。ISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)がアシストするマイルドハイブリッドシステムを採用し、WLTCモード燃費は16.7km/Lを達成しています。
このモデルの最大の特徴は、エアマティックサスペンション(ADS+)を標準装備していることです。連続可変ダンピングシステムとエアサスペンションを組み合わせた専用セッティングで、セルフレベリング機能により状況に応じて地上高を自動または任意で調整できます。高速道路では車高を下げて空力性能を高め、悪路では最大限に上げるなど、シーンに応じた最適なセッティングが可能です。
インテリアは最新世代のMBUX(メルセデス・ベンツ ユーザーエクスペリエンス)を採用。センターディスプレイと助手席ディスプレイを一体化した「MBUXスーパースクリーン」をオプションで選択可能とするなど、大型トリムパネルがダッシュボード中央まで伸びる広々とした空間が特徴です。
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Eクラスオールテレインは1グレードのみの設定で、E220d 4マチックの価格(消費税込)は1135万円。SUVでも普通のワゴンでもない独自の魅力を持ち、広い荷室・ディーゼル4WD・エアサスの三拍子が揃った、日本ではライバルの少ない希少な一台といえます。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。




























