福島“横断”する便利ルートに「バイパス」今夏開通へ! 国道4号・空港アクセスも向上!? 市街地を「サクッと迂回」し国道直結! 県道14号「石川バイパス」夏に全線開通めど
福島県は2026年2月10日、県道14号線・いわき石川線「石川バイパス」が今夏に全線開通すると発表しました。
市街地を迂回するルートで混雑緩和
福島県いわき市内を通る県道14号「いわき石川線」のバイパス区間「石川バイパス」が、2026年夏を目処に全線開通すると発表されました。
本格的な供用が始まることで周辺にどのような効果をもたらすのでしょうか。
いわき石川線(県道14号線)は、福島県いわき市と石川郡石川町を結ぶ延長約54kmの主要地方道(県道)です。
「御斎所街道」と呼ばれる古い街道であり、県中部の「中通り」と、太平洋に面した「浜通り」をつなぐ福島県土連携交流ネットワーク基盤強化道路に指定されています。
常磐道のいわき湯本ICや福島県を縦断する国道349号、国道118号のほか、多くの県道と接続しており、福島県のみならず東北地方の物流や観光、救急医療など幅広く支える重要な幹線道路となっています。

今夏の全線開通が発表された「石川バイパス」は、石川町大字形見から石川町字石田にかけて設けられた、延長約5kmのバイパス区間です。JR水郡線の磐城石川駅付近にあります。
2004年(平成16年)に事業が始まり、2018年(平成30年)に石川トンネル(584m)が着工。2023年2月に石川トンネルを含む延長約3.4kmが開通しました。
その後、残された延長約1.6kmの敷設工事が進められ、工事の進捗を精査した結果、2026年夏(今夏)に開通を迎える見込みが立ったと報告されています。
バイパスが設けられる石川町周辺の現道では、磐城石川駅に近い市街地を中心に交通渋滞が多発しており、幅が狭い道路も多く、交通ネットワークの改善が課題となっていました。
開通後は、市街地に流入していた通過交通が石川バイパスに転換されれば、市街地の交通量が抑制されて渋滞が緩和されるでしょう。狭い道路を行き交う交通が減少することで、地域住民の安全性の向上にも一定の効果が期待できます。
また、バイパス終点では国道118号と直結することで、福島空港・あぶくま高原道路の玉川ICへのアクセスも改善。その先の国道4号や東北道からの往来も劇的に向上します。
さらに福島県南部を横断する主要道路は、現在勿来から白河を結ぶ国道289号、いわきから郡山を結ぶ国道49号がメインルートとなっており、両道路間はやや離れています。
この中間に走りやすくなったいわき石川線が加わり、中通りと浜通りの連結が強化されることで、広域的な物流ネットワークや救急医療ネットワークの強化、地域間の交流拡大など、さまざまな面で効果を発揮すると期待が寄せられています。
Writer: 春山優花里
フリーランスの編集記者。WEB媒体を中心に15年以上メディア業界で働くなんでも屋。幼少期に叔父の書斎で見た膨大なミニカーコレクションに圧倒され、クルマやバイクに興味を持つ。漫画やアニメ、ゲームが好き。


















