ダイハツ斬新「軽トラ」に注目ッ! まさかの「荷台が伸びーーる」ボディ採用! 「めちゃ広ッ空間」で車中泊もいけそうなタフ仕様! 「ハイゼットトラック パネルバン EXTEND3」とは?
東京オートサロン2026では、ダイハツが提案した新たな軽トラックの可能性が注目を集めました。荷室が拡張するユニークな構造を持つ「ハイゼット トラック パネルバン EXTEND3」は、アウトドアや車中泊といった現代のニーズに応える一台です。一体どのようなモデルなのでしょうか。
軽トラックの常識を変える「伸びる荷室」
年初に開催された自動車イベントを振り返ると、今年も業界の動向を占う興味深い展示が数多く見られました。
なかでも2026年1月に行われた「東京オートサロン2026」は、新たな発想や実験的な取り組みが随所に感じられる場となり、来場者だけでなく関係者の間でも話題を集めていました。
2026年1月9日、幕張メッセ(千葉市美浜区)で開幕した同イベントは、例年どおり国内外のメーカーやカスタムブランドが集結し、それぞれの方向性を打ち出しました。
その中でダイハツは、「ダイハツメイ(大発明)」というテーマを掲げ、従来の枠にとらわれない軽自動車のあり方を提示しています。
実用性と遊び心を融合させた展示内容は、近年のアウトドアブームやライフスタイルの多様化を反映したものと言えるでしょう。

複数のコンセプトモデルが並ぶなかでも、特に注目を集めていたのが「ハイゼット トラック パネルバン EXTEND3(エクステンドスリー)」でした。
この車両の最大の特徴は、荷室が後方へとスライドして拡張できる構造にあります。いわば“伸びーーーる荷室”という発想で、軽トラックの限られたスペースに新たな価値を持たせようとする試みです。
ベースとなっているのは、両側スライドドアと上下2分割のバックドアを備えた「ハイゼット トラック パネルバン」です。
全長3395mm×全幅1475mm×全高1940mmというコンパクトなボディながら、荷室部分は最大850mmも後方へ伸びる仕組みとなっており、使用シーンに応じて空間を拡張できる点が特徴です。
この構造によって、単なる運搬用途にとどまらず、滞在型の使い方が可能になる点が大きな魅力です。
実際の利用イメージとしては、アウトドアでの休憩スペースや簡易的なベースキャンプ、さらには車中泊といった用途が想定されています。
スライドして現れる内部にはテント素材のような布が用いられており、両サイドはロールアップが可能です。
また、小窓にはネットが設けられているため、通気性と快適性にも配慮されています。こうした工夫からは、単なるギミックにとどまらず、実用面を意識した設計であることがうかがえます。
さらに、荷台下にも収納スペースが設けられている点は見逃せません。サイドパネルを活用することで、汚れた靴やアウトドア用品などを分けて収納できるようになっており、使い勝手の向上に寄与しています。
細部にまで気を配った設計は、実際の利用シーンを具体的に想定している証拠と言えるでしょう。
外観や内装の仕上げにもこだわりが見られます。ボディカラーには自然と調和する「オリジナルカーキ」が採用され、ルーフにはハードカーゴ製のキャリアが装着されています。
足元にはMLJのアルミホイール「XTREME-J XJ07(サテンブラック)」とヨコハマのオールテレーンタイヤ「ジオランダーRT」が組み合わされ、アウトドア志向の強いスタイルが際立っています。
加えて、カモフラージュ柄のシートカバーも用意されており、こうしたディテールが全体の世界観をより引き立てています。
このEXTEND3は、シリーズとしては3作目にあたります。初代は2023年1月の「TAS2023」で公開された「ハイゼットトラックジャンボEXTEND」で、モータースポーツイベントの拠点として使う「モーターホーム」をイメージしたモデルでした。
その後、2023年11月には愛知県で開催されたFIA世界ラリー選手権(WRC)最終戦「ラリージャパン」の会場で進化版が披露され、さらに2025年1月の「TAS2025」では「EXTEND2」が登場しています。
こうした継続的な進化の流れを見ると、単発のコンセプトにとどまらず、実用化を視野に入れた開発であることが感じられます。
今回のEXTEND3では、特にアウトドアユーザーを意識した仕様へとシフトしており、これまで以上に現実味を帯びてきた印象です。
一方で、伸縮部分の強度や耐荷重といった課題も残されているとされ、製品化に向けてはさらなる検証が必要とされています。
それでも、限られたサイズの軽自動車に新たな価値を見出そうとする姿勢は、現在の自動車業界において重要な意味を持っています。
キャンプや車中泊といったレジャーの広がりに加え、災害時の活用なども視野に入れると、このような柔軟な空間設計は今後さらに注目される可能性があります。
2026年の今、こうしたコンセプトカーを振り返ると、単なる話題性だけでなく、次世代のモビリティの方向性を示すヒントが数多く含まれていることに気づかされます。
EXTEND3が実際に市販化されるかはまだ不透明ですが、その可能性に期待を寄せながら、今後の展開を見守りたいところです。
Writer: くるまのニュース編集部
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