“リッター22km”走る「コンパクトカー」が魅力的! 全長3.6mの軽より“ちょっと大きい”ボディに999cc「直3」エンジン搭載! 100万円以下で狙えるVW「up!」どんなモデル?
昨今、クルマの価格高騰が続く中、手頃な価格で日々の足となるクルマを探すのは難しくなっています。そんな中、予算「100万円以下」で狙えて、維持費も安い魅力的な輸入車が中古車市場に存在します。それが“フォルクスワーゲン最小”のコンパクトハッチバック「up!」です。すでに販売終了となったこのモデル、はたしてどのような選択肢なのでしょうか。
VWの“小さな巨人”が100万円以下に
クルマの価格が高騰する昨今、日々の買い物や通勤で気兼ねなく使える「手頃で経済的なクルマ」の需要は高まるばかりです。そんな中、中古車市場で「100万円以下」という予算で手に入る魅力的な輸入コンパクトカーが存在します。
それが、“VW最小”のハッチバックであるフォルクスワーゲン「up!(アップ!)」です。
Up!は、2006年まで販売されていた「ルポ」の後継として2011年に欧州でデビューし、日本では2012年10月に発売されたAセグメントのコンパクトハッチバックです。コンパクトながらVWらしい剛性感のある走りと質感を凝縮したモデルとして人気を集めました。なお、日本では2020年2月に販売を終了しており、現在は中古車でのみ入手できます。
100万円以下で買える最も新しい年式としてオススメなのが、2017〜2019年式です。
これは2012年のデビュー以来初となる2017年4月のマイナーチェンジで登場した後期型にあたり、フロントバンパーやヘッドライトの意匠変更、新デザインのリアコンビネーションランプなどにより、よりシャープな印象に進化しています。全長は前後バンパーの変更により65mm伸びて3610mmとなりました。
インテリアは、新技術のIML(インモールドラベリング)を採用したダッシュパッドで上質感を高め、ボディカラーに連動したカラーコーディネーションが個性を演出しています。

ボディサイズは全長3610mm×全幅1650mm×全高1495mm、ホイールベースは2420mm、車重はわずか950kgです。日本の軽自動車規格(全長3400mm以下×全幅1480mm以下)と比較すると少しだけ大きい程度のサイズ感で、都市部や狭い路地での取り回しは抜群です。
それでいて、荷室容量は251〜951リットルと、このサイズとしては非常に実用的な積載性を確保しています。
パワートレインは999cc直列3気筒DOHCエンジンを搭載し、最高出力75ps・最大トルク95Nmを発揮します。5速ASG(シングルクラッチ式自動変速機)との組み合わせにより、JC08モード燃費は22.0km/Lを達成。ハイオク仕様ではあるものの、実燃費でも15〜16km/L程度を発揮する経済性の高さが魅力です。
さらに、排気量が999ccの「リッターカー」であるため、毎年の自動車税は2万9500円に収まり、輸入車でありながら維持費を極めて抑えやすい1台となっています。
後期型からはレインセンサーやオートライト、タイヤ空気圧警告灯が追加され、安全性と利便性がさらに向上。シティエマージェンシーブレーキは発売当初から標準装備しており、当時このクラスとしては世界初の採用だった点も見逃せません。
グレードラインナップは、ベーシックな「move up!」(2ドア・4ドア)と、装備が充実した「high up!」(4ドア)の3種類。後期型の新車時価格(消費税込)は、move up! 2ドアが158万7000円、move up! 4ドアが178万7000円、high up!が193万8000円でした。
現在、100万円以下の中古車市場に目を向けると、車両本体価格50〜80万円台で程度の良い個体が多く流通しています。
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全長3.6mという現代では貴重なサイズに、VWらしい丁寧な作り込みが凝縮されたup!。100万円以下で狙うなら後期型の2017〜19年式がベストの選択です。通勤や買い物といった日常の足として、オシャレで経済的な「輸入リッターカー」を迎え入れてみるのも良い選択と言えるでしょう。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。
































