新車192万円! 5速MTのスズキ「“素”スイフト」に熱視線! 920kg軽量ボディ&「欧州風足回り」で街乗りでもめちゃ楽しい! 現代に残る「スズキの良心」の魅力とは
MT(マニュアルトランスミッション)が乗用車からすっかり淘汰された現在、貴重なMTモデルを用意するのが、スズキ「スイフト」です。その魅力をお伝えします。
街乗りでも楽しく走れる「5速MTの“素イフト”」
今ではすっかり絶滅危惧種となってしまった3ペダルMT(マニュアルトランスミッション)車。
ひと昔前までは軽自動車から実用車まで、幅広い車種にMTグレードが設定されていましたが、今では一部のスポーツカーに設定されている程度で、商用車のトヨタ「プロボックス」にすら設定されないという時代となってしまっています。
そんな現代において、実用モデルにもMT車をラインナップしてくれているのがスズキ。
昨年末にグレードが整理されてしまった「ワゴンR」においてもMT車は継続設定しているほか、コンパクトカーの「スイフト」にもMT車を用意し続けているのです。
スイフトのMTというと、新型の登場が渇望されている「スイフトスポーツ」に注目が集まりがちですが、現行型4代目(通算5代目)の“素イフト”のMT車も、なかなかに魅力的な1台となっているのです。
まずこのスイフトのMT車の最大のトピックといえるのが、国内のスズキ車としては初めてマイルドハイブリッド車に5速MTが組み合わされているという点です。

ハイブリッドシステムを搭載しながらも、920kgという軽量ボディも相まって、カタログ燃費は25.4km/L(WLTCモード燃費)という低燃費を実現。
搭載される「Z12E」型エンジンは新開発の1.2リッター 3気筒自然吸気エンジンで、高められた燃焼効率と低速から滑らかに上昇するトルク特性を合わせ持つことで、低燃費と軽やかな走りを実現しているのもポイントです。
さらに足回りは旧型でも高い評価を集めていた欧州仕込みのセッティングとなっていて、比較的引き締まった味付けとすることで、小気味いいハンドリングを実現しているのも美点といえるでしょう。
マイルドハイブリッドの恩恵でモーターアシストがあるとはいえ、正直1.2リッターのエンジンは決して速いとはいえませんが、小排気量のエンジンを5速MTを駆使して操るというのはMT車の愉しみのひとつ。
それに欧州仕込みの足回りも相まって、タウンスピード(街乗り)でも古き良きヨーロピアンハッチに乗っているかのような感覚を味わえる、稀有な存在なのです。
ただ古き良き時代のモデルと大きく違うのが、先進安全装備や運転支援システムが搭載されているという点です。
スズキ最新の「デュアルセンサーブレーキサポートII」はもちろん、アダプティブクルーズコントロール(ACC)や車線維持支援機能、ブラインドスポットモニター、リアクロストラフィックアラートなども抜かりなく標準装備されるという点。
そしてなにより、ここまで充実した装備とファンな走りを楽しめて低燃費という美点を兼ね備えながらも、車両本体価格(消費税込)は192万2800円。
新車が高騰した現在においても、いまだ200万円を切る現実的な価格で購入できるのが、一番嬉しいポイントではないでしょうか。
Writer: 小鮒康一
1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。






















































