1.6リッターエンジン搭載で“225馬力”の「ステーションワゴン」に注目! スバル「レヴォーグ」より小さい全長4.6mの“ちょうどいいボディ”採用! 広々荷室のプジョー「308 SW」どんなクルマ?
独創的なデザインと実用性で日本でも注目のプジョー「308 SW」。2025年、日本仕様はパワートレインを電動モデルへ集約し、欧州では最新デザインへの刷新も発表されました。どこが進化したのでしょうか。
美しきフレンチ・ワゴン!
プジョーは、しなやかな足回りとエレガントなスタイリングを融合させたモデルを数多く輩出してきた、世界最古の量産自動車ブランドの一つです。
その中核をなすCセグメントのステーションワゴンが「308 SW」ですが、この車名にはプジョーの歴史における大きな転換点が刻まれています(同シリーズには、ハッチバックの「308」もラインナップされています)。
プジョーは伝統的に「真ん中に0を挟んだ3桁の数字」を車名としてきました。かつてはモデルチェンジのたびに末尾の数字が「301→302……」と増えていくのが通例でしたが(303は欠番)、2012年にこの命名規則が変更されました。
主力モデルの末尾は「8」で固定されることとなり、308は世代を超えても名称を継承する「最後の数字」を冠する特別な存在となったのです。
初代308 SWは、2007年に欧州で世界初公開され、日本には2008年9月に正式導入されました。ハッチバックをベースに積載性と居住性を高めた実用的かつスタイリッシュなワゴンとして、欧州ミドルサイズワゴンの定番となりました。
現行モデルとなる第3世代は、2021年3月に欧州で発表。日本では2022年4月13日に発売されました。このモデル最大のトピックは、プジョーの新しい「紋章型」ブランドロゴを世界で初めて採用した第1弾モデルであることです。

デザインは「牙」をモチーフとした鋭いLEDデイタイムランニングライトや、サイドに刻まれた彫刻的なラインが特徴。独自のコックピットレイアウト「i-Cockpit」により、小径ステアリングの上方にメーターを配置することで、直感的な操作性と視認性を両立しています。
そんな308 SWですが、足元ではラインナップの大きな再編が行われているようです。日本仕様では、長らく支持されてきた従来の純ガソリン車およびディーゼル車が公式サイトのラインナップから姿を消しました。
特にプレスリリース等での公式発表がないようですが、2026年4月現在の公式HPの価格のページを見る限り、現在はプラグインハイブリッド(PHEV)モデルのみの掲載となっています。
この「308 SW GT Plug-in Hybrid」は、1.6リッターガソリンターボエンジンに高効率モーターを組み合わせ、システム最高出力225ps、最大トルク360Nmという力強いパフォーマンスを発揮します。
静粛性の高いEV走行と、ロングドライブでの安心感を両立した、現在のプジョーにおける最高峰のパワートレインです。
また、欧州では2025年8月26日に、さらなるマイナーチェンジが発表されています。ブランド初となる「発光するライオンロゴ」を採用したほか、フロントライトが「牙」型から、新世代の「3本爪」デザインへと刷新。最新のブランド顔へと生まれ変わりました。
ボディサイズは全長4655mm×全幅1850mm×全高1485mm。国産車ではトヨタ「カローラ ツーリング」よりも大きく、スバル「レヴォーグ」よりもわずかに短い絶妙なサイズ感です。荷室容量は通常時で548リットル、後席を倒せば最大で1574リットルを確保します。
308 SW GT PLUG-IN HYBRIDの価格(消費税込)は、611万5000円からとなっています。
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単なる実用車に留まらない、フランス車らしい美意識と知性が凝縮された現行型308 SW。純内燃機関から電動化へと舵を切ったその姿は、ステーションワゴンの新しい基準を提示しているといえるでしょう。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。































