日産の「“和製”スーパーカー」に大注目! 300馬力超えツインターボ×「ミッドシップ」の超本格“常時4WD”マシン! 市販化目前だった幻の2シータースポーツカーコンセプト「MID4」とは
1980年代後半、日本はバブル景気に沸き返っていました。そんな時代に生まれたのが、今も自動車ファンの間で“幻の名車”と語り継がれる日産「MID4(ミッド・フォー)」です。どのようなクルマだったのでしょうか。
「901運動」の頂点で輝く「日産のスーパースポーツ」がスゴい!
1980年代後半、日本はバブル景気に沸き返っていました。そんな時代に日産は「日本初の本格スーパーカー」を生み出すべく、ひとつの野心的なプロジェクトを進めていました。
それが、今も自動車ファンの間で語り継がれる幻の名車「MID4(ミッド・フォー)」です。
日産は1980年代半ばに、「1990年までに走りにおいて世界一を目指す」というスローガンを掲げ、社内で「901活動」と名付けたプロジェクトをスタートさせました。
このプロジェクトから生まれた代表作が、国内市場向けの「スカイラインGT-R」(1989年/BNR32型)、北米市場向けの「フェアレディZ」(1989年/4代目・Z32型)、そして欧州市場向けの「プリメーラ」(1990年/初代・P10型)という3台です。
これらはいずれも優れた性能とデザインで実際に大きなヒットを記録し、現在もなお多くのファンに愛されています。
そしてこれらの意欲作と並行するように、日産社内でひそかに進められていたのがMID4の開発です。
その名称は「エンジンをリアミッドシップに搭載した4WDスポーツカー」を意味しており、当時の最先端技術を惜しみなく投入した実験的なコンセプトカーとして製作されました。
![流麗フォルムもカッコいい![画像は“2代目”「MID4」(MID4-II)]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2024/12/20231212_NISSAN_MID4_2_000.jpg?v=1702367740)
MID4は1985年のドイツ「フランクフルトモーターショー」、そして「第26回東京モーターショー」で初めて一般公開され、来場者の注目を一身に集めました。
FRP製のボディはフェラーリ「512BB」を想起させるスーパーカーらしいフォルムで、リトラクタブルヘッドライトを採用したクサビ型のシャープなデザインが印象的です。
ボディサイズは全長4150mm×全幅1770mm×全高1200mmと当時としては大柄な部類に入りますが、車重は1230kgと比較的軽量に仕上げられていました。
エンジンはリアミッドシップに横置きで搭載された最高出力230馬力の3リッターV型6気筒DOHC24バルブで、後に「レパード」(2代目・)や「フェアレディZ」(3代目・Z31型)などに搭載されることになる「VG30DE型」のプロトタイプにあたります。
駆動方式はビスカスカップリングとセンターデフを組み合わせたフルタイム4WDを採用し、サスペンションは4輪独立懸架。
リアには「スカイライン」(7代目・R31型)譲りの後輪操舵システム「HICAS(ハイキャス)」を搭載することで、低中速域でのシャープなハンドリングと高速域での安定性を高い次元で両立しています。

































