東京〜茨城の「“海側”の高速・快適ルート」東関東道はいつ開通? 常磐道“絶望渋滞”回避で「国営ひたち海浜公園」もめちゃ近に! ブツ切れ未開通の「潮来〜鉾田」最新の状況は?

東関東道のうち、未開通区間となっている潮来IC〜鉾田IC間が、まもなく開通を迎えます。

ようやく全線開通めど! 東京〜ひたちなかまでの快速ルートにも

 東京・千葉と茨城を結ぶ主要高速ルートである東関東自動車道(東関東道)は、茨城県内の潮来(いたこ)IC〜鉾田ICまでの途中区間が未開通となっています。
 
 いつ全線が開通するのでしょうか。また開通したらどう便利になるのでしょうか。

 東関東道は、外環道や首都高湾岸線と接続する千葉県市川市の「高谷JCT」から、北関東道と接続する茨城県茨城町の「茨城町JCT」までを結ぶ、総延長約123kmの高速道路です。

 市川の高谷JCTからは国道14号や357号と並行するように船橋、習志野、幕張と千葉のベイエリアを進んだのち、検見川で北東に進路を変え、四街道、成田、香取と北総地域を経由。そして佐原で利根川を渡って茨城県に入ると、すぐの潮来で途切れます。

 茨城町JCT側は、そのまま南東に進むかたちで茨城空港の付近を通り、北浦の北側、鉾田市中心部の手前の「鉾田IC」で途切れています。

 1980年代後半に潮来までが開通したことで、東関東道はいったん完成を迎えましたが、1990年代後半になって潮来から北に延伸する計画が決定。2010年に入ってようやく北端の茨城空港北IC〜茨城町JCTが開通しました。

 しかし長い間、潮来が東京方からの終点となっていることから、東関東道の終点を潮来であると認識する人も多く、鉾田IC〜茨城町JCTまでは東関東道ではなく、もはや「北関東道から伸びる支線」といった体をなしています。

開通が近づく東関東道(画像:国土交通省)
開通が近づく東関東道(画像:国土交通省)

 そんな東関東道ですが、このブツ切れ状態となっている潮来IC〜鉾田IC間が、いよいよ完成する見込みです。

 国土交通省は2024年12月に、潮来IC〜鉾田ICまでの全線開通時期を、用地買収が順調に進めば2026年度の見通しであると発表。途中の行方(なめがた)IC〜鉾田IC間は、それよりも早い2026年度半ばごろの開通を目指すとしています。

 2025年8月には、途中で設けられる2つのIC名が「潮来行方IC」「行方IC」にそれぞれ正式決定しました。

 2026年3月には、進捗などを共有する事業連絡調整会議が開催。最新の状況が明らかになっています。

 まず用地取得については現在約99%で、唯一残るのが途中に設けられる「行方PA」(仮称)の部分です。それ以外は、本線の開通に必要な土地の取得は完了しており、工事の作業が実施中です。

 行方PAはパーキングエリアとしての機能に加え、行方市の地域振興施設(道の駅)が併設される予定であり、大規模な施設になります。2026年2月現在、まだ家屋などがポツリポツリと残っている状態です。

 本線の工事は、まず北側の鉾田IC〜行方ICまでの7.9kmにかけては順調に進んでおり、年度半ば頃の前倒しで開通する計画に変わりはありません。

 この区間は盛土で嵩上げする部分と、切土して低い位置に道路を敷設する両方とがありますが、いずれもほとんどが完了。残すは舗装などの最終段階で、すでに舗装が完了し、道路の形になっているところもあります。

 これに対して苦戦しているのが、未開通区間のちょうど真ん中、潮来行方IC〜行方ICの11.9kmです。

 ここは盛土の区間の地盤沈下が激しく、盛土した後にひび割れや段差が発生。地下10m程度を掘るような地盤改良が必要になっています。

 そして千葉寄り南側の潮来IC〜潮来行方IC間の11.1kmは、盛土の区間がほとんどで、JR鹿島線をまたぐ橋りょうも設置されます。

 ただし、ここもやはり盛土の区間では地盤沈下があり、地盤改良に頭を悩ませています。

 いっぽう、開通に関しては従来と変わらず2026年度であり、遅くとも2027年3月までには開通できそうです。

 晴れて全通を果たせば、鹿島港から鉾田IC間は所要時間が約10分、茨城空港から潮来IC間も、最大21分もの短縮が見込まれています。北関東から成田空港へのアクセスも改善されます。

 また北関東道方面から、潮来周辺の工業地帯がある鹿島地域へのアクセスも格段に向上。広域物流の迅速化が期待されるだけでなく、周辺の国道の交通流も緩和され、大型貨物車による事故なども減ると考えられます。

 さらに、最も効果があるのが、東京方面からひたちなか方面へのアクセスです。ひたちなか周辺では、大規模フェスや花見で多数の来場者がある国営ひたち海浜公園など、観光客の往来が非常に多いエリアとなっています。

 しかし現在のところ、東関東道がブツ切れとなっていることから東京からのルートとしては全く使い物にならないため、東京方面から常磐道と北関東道を使うしかなく、常磐道に全集中し、友部JCT周辺で非常に激しい渋滞が発生しています。

 ここが開通すれば、常磐道経由と東関東道経由のどちらを選ぶことができ、クルマの流れが分散します。ひたちなかからの帰りも、混雑する常磐道を避けるべく太平洋側の国道51号を通って千葉方面に逃げるクルマが多数いますが、51号の沿線住民にとっても効果的です。

【画像】超便利!?これが最新の「東関東道」未開通部のルートと工事状況です!(11枚)

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Writer: くるまのニュース編集部

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