ワンボックスの二大巨頭 トヨタ「ハイエース」と日産「NV350キャラバン」 選ぶポイントはどこにある?
リセールバリューはハイエースが上
中古車の状況はどうでしょうか。まず買取価格をいくつかの中古車査定サイトでオンライン査定してみました。車両の状態は、2013年式/10万キロ走行/2WD/ガソリン2リッターエンジン/AT車/標準ルーフ/標準幅の4ナンバーの上級グレード「ハイエース スーパーGL」と「NV350キャラバン プレミアムGX」としました。
査定の結果、ハイエースのほうが概ね高い額を示しました。その差は1割から2割ほどの差です。
また、中古車販売価格を見ると同程度の車両状態では「ハイエース」が高値で、やはりリセールバリューで有利と言わざるを得ません。新車の販売台数同様に中古車でも「ハイエース」のほうが、より需要があるということです。
最後に実際に「ハイエース」「NV350キャラバン」を買われたユーザーが、それぞれを選んで評価した点をトヨタ、日産の広報部に聞きました。ユーザーの声を抜粋すると以下になります。
●ハイエース
「デザインがよい」「信頼性が高い」「使い勝手がよい」
●NV350キャラバン
「インテリジェント・アラウンドビューモニターで安心できる」「自動ブレーキが標準装備なので安全」「使い方に合わせた荷室アレンジが簡単にできる」
以上から、「ハイエース」はデザインや、信頼性を重視して選ばれる方が多く、一方「NV350キャラバン」は先進安全装備で選ばれる方が多いようです。総合すると商用車ユーザーのニーズに「ハイエース」がよりマッチしていて、それが人気の差となって現れたということになります。
【了】
Writer: くるまのニュース編集部
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