トヨタが「水素製造システム」の完成を発表! 自動車技術とプラント知見を融合 ホンダは「次世代FCモジュール」、ヒョンデは「新型ネッソ」で水素技術アピール
2026年3月、トヨタが千代田化工と共同開発した「5MW水電解システム」の完成を発表。従来比12倍の水素製造能力を実現し、燃料電池車の普及に向け「つくる」技術を効率化します。ホンダやヒョンデの最新動向と併せ、加速する水素社会の最前線をレポートします。
ホンダ「次世代燃料電池モジュール」の現在地とは
ホンダは水素事業の核となる「次世代燃料電池モジュール」の実機サンプルを初公開しました。
同社は、2050年のカーボンニュートラル実現に向けた重要課題として「開発投資・時間の適正化」「初期投資・運用コストの抑制」「水素の安定供給」を掲げており、その解決策として燃料電池技術の進化とバリューチェーンの拡大を加速させています。
ホンダの燃料電池開発は1998年のプロトタイプ発表から30年近い歴史を持ち、これまで「FCXクラリティ」や「CR-V e:FCEV」といった乗用車を通じて技術を磨いてきました。
現在はその知見を活かし、乗用車だけでなく、商用車、建設機械、さらには定置電源といった多用途への展開を広げています。
例えば商用車分野では、日本でのいすゞとの共同実証や、アメリカ、中国での中大型トラックへの適用確認を並行して進めており、カーボンニュートラル化が困難とされる大型モビリティの電動化に貢献しようとしています。

今回、展示の目玉となった「次世代燃料電池モジュール」は、現行の「CR-V e:FCEV」搭載モジュールと比較して、圧倒的なスペック向上を果たしているのが特徴です。
開発目標として、コストを2分の1以下に抑制しつつ、耐久性は2倍以上に向上、さらに容積出力密度は3倍以上という飛躍的な進化を目指しています。
2025年に公開されたのはモックアップでしたが、今回は実際にテストで使用している部品・デバイスを含む実機モジュールとして披露されました。
GMとの共同開発であった第2世代までの知見をベースにしつつ、この第3世代(次世代)はホンダ独自の技術を核として開発されています。
スタックのサイズ最適化やデバイスの組み合わせを厳選することで、競合他社と比較しても高い優位性を持つコンパクトな形状を実現しました。
開発担当者によれば、「現在は2027年から2028年の量産開始に向けたロードマップに沿って開発が進んでおり、今後は多様なユーザーからのフィードバックを反映させながら、完成度を高めていく」とのことです。
Writer: くるまのニュース編集部
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