全日本ロードレース第7戦でヤマハの中須賀選手が今季8勝目 悪天候でも速さに死角無し
オートポリスで開催された全日本ロードレース選手権シリーズ第7戦は、中須賀選手が今季8勝目を挙げ着実にシリーズチャンピオン奪還に近づいています。
終わってみればいつも通り、ヤマハ今季3度目のワンツー
オートポリスで開催された全日本ロードレース選手権シリーズ第7戦JSB1000クラスは、悪天候日に翻弄されたレースウイークでした。今大会JSB1000クラスは、2レース予定されていましたが、土曜日の公式予選がキャンセルされ、日曜日午前中に予選を行うためにレース1決勝は中止となりました。
ウエット宣言が出された日曜日の公式予選は、時間とともに路面が乾き始めます。YAMAHA FACTORY RACING TEAMの2人は、変化するコンディションにも素早く対応し、公式予選をワンツーで通過し午後の決勝レースを迎えます。
20周で行われるJSB1000決勝は完全ドライ路面で始まり、オープニングラップはスズキ 加賀山選手、ヨシムラ 渡辺一樹選手、ヤマハ 中須賀選手、野左根選手の順。そして3周目に渡辺一樹選手がトップを奪うと、中須賀選手も加賀山選手をパスして2番手に浮上します。さらに4周目には野左根選手が3番手につけ7周目には中須賀選手も抜いて2番手につけます。
9周目には、野左根選手と渡辺一樹選手が激しいトップ争いを展開。野左根選手が先行し、さらに中須賀も2番手に浮上し野左根選手にプレッシャーを与えて行きます。また、虎視眈々と上位を狙うHRC 高橋巧選手も追い上げトップは3台での争いとなります。
15周目の最終コーナーで中須賀選手がついに野左根選手をパスしてトップに立ちます。中須賀選手は17周目にファステストラップを更新してスパートをかけ後続を引き離しますが、野左根選手は離されることなく中須賀選手の独走を許しません。
最終周まで続いた争いも野左根選手は一歩届かず2位をゴール。中須賀選手は今季8勝目飾りYAMAHA FACTORY RACING TEAMは3度目のワンツーフィニッシュを達成しました。