全日本ロードレース第7戦でヤマハの中須賀選手が今季8勝目 悪天候でも速さに死角無し
好調を維持し続けるヤマハ、ホンダはマシンの熟成が待たれる
YAMAHA FACTORY RACING TEAM 中須賀克行選手(優勝)
「事前テスト、レースウイークを含めてレース時がもっとも路面温度が高かったですが、スタッフが乗りやすいマシンに仕上げてくれたおかげで、うまく戦うことができました。トップに立った野左根選手がいいペースで走っていたので、後ろについて体力を温存してから前に出ましたが、それからも野左根選手は離れず、接戦になってしまいました。レベルの高い、いいレースを見せることができたと思うし、地元九州のレースで勝ててうれしいですね。残りは2大会3レースですが、しっかりとチャンピオンを見据え戦います」
YAMAHA FACTORY RACING TEAM 野左根航汰選手(2位)
「走り出したら意外といいペースで走れました。そこで、いつもは中須賀選手の後ろについていっても最後は離されるパターンなので、今回は早めに仕掛けて前に出る作戦をとりました。9周目にトップに立ちラスト5周くらいで中須賀選手が仕掛けてくると思っていましたが、それが最終コーナーとは想定外でした。でも、今回は抜かれても離されずについていけたので、いつもよりはいいレースができたと思っています」
Team HRC. Honda 高橋巧選手(3位)
「今年はスタートがいいレースが続いていたのですが、今回は前を塞がれるようなかたちになり、行き場を失ってしまいました。そこでポジションを大きく落としてしまい、追い上げのレースになりましたが、焦らずにばん回していくしかないと落ち着いて順位を上げていきました。トップ争いには追いつくことができましたが、勝負しきれませんでした。巻き返していけるように努力します」
【了】