トヨタ「“次期型”ルーミー」どうなる? お手頃価格の「5人乗りスライドドアワゴン」はハイブリッド搭載でスタイリッシュに? 次期モデルはどうなるのか

トヨタ「ルーミー」は、そろそろフルモデルチェンジが期待される時期に来ています。次期モデルはどのように進化するのでしょうか。

発売まもなく10年の「ルーミー」はどうなる?

 トヨタのハイトワゴン「ルーミー」は、非常に手頃な価格に扱いやすいサイズと高い利便性で絶大な支持を受けており、毎月の新車販売台数ランキングの上位に位置しつづける常連です。
 
 しかし、現行モデル登場からいくつかの改良はあったものの、フルモデルチェンジされていません。発売から10年を迎えるなか、次期モデルはどうなるのでしょうか。

 ルーミーは2016年11月に発売。製造元はダイハツで、同社からも「トール」として販売されています。

 背が高く非常にコンパクトな車体に、便利な両側スライドドアを備え、広大な室内空間と多彩なシートアレンジ、各部に設けられた多くの収納など、使い勝手のよさが支持されています。

 一時期はダイハツの認証不正により出荷ができない状況となったものの、販売台数は常にトップ10以内を維持しつづける売れ筋モデルとなっています。

 軽ワゴンからの乗り替えでも違和感のないサイズに、クラストップレベルの室内長2180mmと、小学生くらいのこどもなら立って着替えができるほどの室内高を確保しており、コンパクトサイズながら広大な空間を実現。低床フロアにより乗降性にも優れます。

 室内は段差がなく、ウォークスルーも可能です。リアシートはロングスライドも可能で、折りたためば大容量のラゲッジスペースに変身。フルにリクライニングさせればフルフラットもでき、2180mmの室内長を生かして車中泊も可能です。

 各種収納やカップホルダーも多く、自分の部屋のようにくつろげる機能性を持つこともポイントです。

 先進機能では衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警報、誤発進抑制機能などをはじめとする最新の運転支援システム「スマートアシスト」を採用。

 2020年9月の改良では、兄弟車「タンク」の統合のほか、スマートアシストの機能向上を図り、各社で採用される例が増えてきた全車速対応のアダプティブクルーズコントロールを設定。また、電動パーキングブレーキの採用など、機能性を大幅に高めました。

 ラインナップはベースモデルに加え、エアロパーツやメッキ加飾を用いた「カスタム」系モデルを用意。パワートレインは1リッター3気筒ガソリンで、ターボ搭載・非搭載の2タイプが用意されます。ハイブリッドはありません。

「ルーミー」フルモデルチェンジはどうなる?
「ルーミー」フルモデルチェンジはどうなる?

 さて、そんなルーミー(およびトール)ですが、発売から9年以上が経過しました。近年の国産車では、モデルサイクルが長くなっていることもありますが、まもなく10年が経とうとするなか、いよいよ新型への刷新も期待されるところです。

 最大のライバルとなるスズキ「ソリオ」は2025年1月に一部改良を実施し、フロントデザインを刷新。このときパワートレインもマイルドハイブリッドに統一され、燃費性能では22.3km/L(WLTCモード)を実現するなど、地道な進化を遂げています。

 トヨタではカーボンニュートラルを推し進めており、「マルチパスウェイ」として電動車の充実化を図り、選択肢を増やしていますが、ルーミーにはハイブリッドモデルの設定がなく、やや遅れをとっています。

 そうしたことからも、早い段階でのモデルチェンジが求められています。

 いっぽう、ここ数年で次期型ルーミーのベースとなりそうなコンセプトカーも発表されており、ルーミーの未来像への期待も高まっています。

 2023年10月に開催の「ジャパンモビリティショー2023」では、バッテリーEVのコンセプトカー「KAYOIBAKO(カヨイバコ)」が公開され、全長4mを切るサイズに大開口のスライドドアを採用し、ハイトワゴンの未来像を示しました。

 このとき、トヨタはカヨイバコのスタイリッシュなカスタム仕様も提案しており、ローダウンされ、都会的なスタイリングをまとうとともに、ルーミー(ルーミー カスタム)の“先輩”にあたるハイトワゴン「bB」をモチーフにしたモデルも公開。

 当時、「ルーミーのベースになるのではないか」や「bBの再来なのか」といった予想合戦が繰り広げられたのも、記憶に新しいところです。

 続いて2025年10月の「ジャパンモビリティショー2025」では、これを進化させたコンパクトスライドドアモデルのコンセプトカー「カヨイバコ」を出展。バッテリーEVだけでなく、ハイブリッドの搭載も見越しているとしており、より市販モデルに近くなっています。

 ただし、カヨイバコはハイトワゴンとしてのニーズを重視したものではなく、物流のラストワンマイルなど、さまざまな課題に対応する役割が与えられている点には注意が必要です。

 とはいえ、コンパクトボディに最大の室内空間を確保するという意味では、同じようにモデルチェンジが待たれる次期型「タウンエース」などとプラットフォームを共通させて、コストと開発工数の削減を図るというシナリオもありかもしれません。

 ちなみに製造元のダイハツは認証不正後、今後の事業の方向性を軽自動車を中心に据えるとしており、次期型ルーミー(およびトール)はトヨタ主導での開発となる可能性も高くなっています。

 現在のところ、トヨタやダイハツからはルーミーのモデルチェンジに関する発表は一切なく、さまざまな方面からの断片的な情報も出てきていません。

 しかし、売れ筋のモデルである以上、ハイブリッドモデルの設定やデザインの刷新も求められています。

 デビュー10周年となる2026年中には、何かしらのアップデートはあるのでしょうか。期待して待ちましょう。

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Writer: くるまのニュース編集部

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