約100円で60km以上走れる!? 維持費は軽自動車税3600円のみ? バイク乗りから見た普通免許で乗れる「ビベルトライク」の魅力とは

満充電の電気代は約100円、車検不要で税金も格安。圧倒的なコスパを誇る新感覚モビリティ「ビベルトライク」をご存知ですか?法的には「三輪の普通自動車」となるため、バイク免許がなくても普通免許だけで公道走行が可能。ヘルメット不要で風を感じて走れる一方、駐車場問題などの「もどかしさ」も正直にお伝えします。

気になる維持費はどう? バイク乗りだからこそ感じる「もどかしさ」

 維持費の面でも、ビベルトライクは非常に優秀。この車両は電動(EV)モデルが主流で、2026年現在のスペックを整理すると以下のようになっています。

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・区分: 側車付軽二輪(250ccバイク相当)として登録されるため、車検は必要ありません。
・税金: 軽自動車税(種別割)は、年間わずか3600円程度です。
・ランニングコスト: 満充電(走行距離 約60〜80km分)にかかる電気代は、わずか100円前後です。
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 ガソリン代が高騰し、1リットルの価格に一喜一憂する現代において、この燃料費の安さは圧倒的なアドバンテージではないでしょうか。

 パワー感は125cc〜150ccクラスのスクーターと同等なので、急な登り坂では少し厳しい場面もあるかもしれませんが、普段の足としては十分すぎる性能となっています。

 そんないいことばかりに見えるビベルトライクですが、バイク乗りだからこそ感じる「もどかしさ」も正直にお伝えしなければなりません。

 最大のポイントは、全幅が1000mmを超えているというサイズ感。 これは大型バイクより幅広で、軽自動車よりは狭いという、なんとも「絶妙な」大きさです。

 そのため、渋滞中の車列の脇をすり抜けるのは絶対不可能。バイクのつもりで車列に並んでいると、「あれ?これなら普通にクルマに乗っているのと変わらないかも?」というストレスを感じることは否めません。

ルーフに荷物を積載することもできる
ルーフに荷物を積載することもできる

 また、走行中に後続車に道を譲りたくても、三輪なのでバイクほど端に寄ることができず、少し申し訳ない気持ちになるプレッシャーを感じることもあるでしょう。

 さらに、最大の障壁は「駐車場問題」。

「バイク用駐輪場に停めればいいや」と安易に考えてはいけません。多くの駐輪場は「二輪車」を対象としており、幅のあるトライクは門前払いされるケースがほとんど。

  法的には自動車なのでクルマ用の駐車枠に停めるのが正解ですが、あまりにコンパクトなため、少しもったいない気がしてしまいます。

 また、車庫証明は不要ですが、マンションなどの保管場所についても「バイク枠には入らず、クルマ枠はもったいない」という板挟みになりがちな点は、事前にしっかり確認しておく必要があります 。

 そんなメリットとデメリットを天秤にかけた時、ビベルトライクが見せてくれる景色は、バイクの「尖った利便性」を少し削ぎ落とす代わりに、「心の余裕と、誰もが楽しめる自由」を付け足した世界観。

 渋滞でのストレスや駐車場の悩みは確かに増えるかもしれませんが、そんな不便さを補って余りあるのが、ノーヘルで海岸線を流す爽快感です。

 それは、ストイックに走りを追求するバイクでも、効率を重視するクルマでもない、第3のカテゴリー「トライク」だからこそ味わえる特別な体験と言えるでしょう。

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