ダイハツ「“新型”軽バン eハイゼットカーゴ」どんなクルマ? 「もはや軽バンではない快適性」に驚き! ガソリン車からの「違和感のなさ」も追求! 最新軽EVバンを試乗で試す!
ダイハツが2026年2月2日に発売した新型軽商用BEVバン「e-ハイゼットカーゴ」はどのようなクルマなのでしょうか。若手自動車ジャーナリストの西川 昇吾氏が試乗して確かめました。
「軽バン」なのに疲れにくい!
今回試乗したのは、ベーシックなeハイゼットカーゴです。eアトレーではeハイゼットカーゴに、カラードバンパーや両側電動スライドドアなど、乗用車ライクな装備をプラスしています。
実際に乗り始めてみると、いい意味で癖がないことにこだわっていて、コントロール性もしっかりと実現されていると感じました。

アクセルはおよそ開度40%くらいまでは、コントロール性を重視した若干マイルドな加速感となっていますが、そこからさらに踏み込むとBEVらしいシームレスで素早い加速を見せてくれました。
低速域でのコントロール性と、高速道路の合流など、必要な時のダッシュ力の両立をしているのが好印象です。
ブレーキも同じで、電動車にありがちな強めの回生ブレーキではなく、あくまでも自然な減速感となっています。これならば積み荷にやさしい運転が出来そうです。
強いていえば、さまざまなBEVモデルに設定されている「ワンペダル」を走行モード切り替えで選べるようだと、ストップ&ゴーが多い街中でのドライブが快適になるドライバーが増えるのでは、と思いました。ここは今後の進化に期待したい点です。
そして驚かされたのが、コンフォート性能の高さです。
基本的に短時間かつ短距離走が多い軽商用バンなので、あまり期待していなかったのですが、想像以上に乗り味にしっとり感がありました。リアサスペンションの変更が効いているポイントでしょう。
また、静粛性の高さも好印象です。BEVであるため静かであることは当然と思われるかもしれません。しかし、見た目のイメージからは想像がつかないほど風切り音も小さいものでした。
乗り心地、静粛性ともに高いため、このコンフォート性能の高さならば、働くドライバーの疲労度を低減してくれそうです。
さらにもう一つ、実際に走っていて驚いたポイントがあります。それはコーナーでの安定性です。
軽バンとは思えないほど、安定したロール感で首都高速のコーナーを駆け抜けていきました。
これはバッテリーを床下に搭載しているため、重心高はエントリー軽コンパクト「ミライース」と同等に仕上がっているということが関係しています。
もちろんあくまで商用バンですから、「イケイケ」で攻める気にさせてくれるわけではありませんが、コーナーでの不安感がないことも、ドライバーを疲れさせないポイントだなと思いました。
ハイゼットカーゴで支持されている良さはそのままに、BEVだからこその走りの良さが溢れていた新型eハイゼットカーゴ。
BEV化で働く人により優しく、疲れにくいクルマへと仕上がっていました。
Writer: 西川昇吾
1997年生まれ、日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。大学時代から自動車ライターとしての活動をスタートさせる。現在は新車情報のほか、自動車に関するアイテムや文化、新技術や新サービスの記事執筆も手掛ける。また自身でのモータースポーツ活動もしており、その経験を基にした車両評価も行う。

































































