スポーティさと上質感で250ccスクーターの存在価値を再発見! ヤマハ「XMAX」試乗

ヤマハ「XMAX」は、MAXシリーズのDNAを継承する1台です。原2スクーターに押されている感のあるクラスですが、上質でプレミアムな雰囲気を纏うことで人気を博しています。

第2次ビックスクーターブーム到来か!?

 最近また注目を集め出している250ccスクーター。7月20日に新型「フォルツァ」が発売されましたが、じつはそれより先にビックスクータークラスの人気を呼び戻したのが、ヤマハ「XMAX(エックスマックス)」です。キリッとした顔で誰の目にも「最新」とわかるスタイル。その走りはいったいどんなものでしょう。今回乗ってみることにしました。

ヤマハ「XMAX」を試乗中の筆者(青木タカオ)

 発売されたのは今年の1月で、そのフォルムは新しさに満ちあふれています。吊り目顔のフロントカウルがシャッキっと立っていて、ライダーも背筋を伸ばしてスポーティに乗る格好です。ビッグスクーターブームだった頃の曲線基調としたロー&ロングスタイルとは違うもので、「フォルツァ」がライバル視して新型へとスイッチしていったのもうなずける新時代のスタイルといえるでしょう。

 ひとつ気になるのはシート高です。「マジェスティ」は700mmとかなり低く、乗り手の体格を選びませんでしたが、「XMAX」は795mmと足着き性は決して良いと言えません。ただし、身長175cmの筆者は不満を感じませんでした。両足カカトまでベッタリ地面に届きませんが、重量車ではありませんからこれでいいと思います。

 ちなみにライバルの「フォルツァ」もシート高は780mmですから、ニュースタイルの250ccスクーターは、両足ベタベタという前時代的なビッグスクーターのスタイルとは決別しているのです。

 乗り味はスポーティです。「マジェスティ」は座面や足もとがもっと広く、シートの上でくつろぐようにして乗ることもできましたが、「XMAX」は姿勢を正して積極的にマシンをコントロールしようという気になります。

 窮屈さはなく、サイズ感は大きく迫力を感じる印象です。「マジェスティ」では1550mmあったホイールベースは1540mmに短縮され、より俊敏に車体が乗り手の操作に反応してくれ、エキサイティングな走りが楽しめます。

フロントとリアにイニシャルの「X」をモチーフとしたデザインを採用

 フロント15、リア14インチの大径ホイールと、インナーチューブ径33mmの正立フォークとコンベンショナルなリアサスペンションが軽快でニュートラルなハンドリングを生み、乗り手を退屈させません。車線変更もクイックですし、コーナーでは狙ったラインを外さない旋回性の高さが楽しめます。

 車体重量は179kgで、マジェスティに比べ9kgも軽くなっていることから、この身のこなしの軽さも納得です。強度と剛性バランスを徹底追求した新設計フレームが、スポーティで快適な走りをもたらしているのです。

ヤマハ「XMAX」の画像をチェック(15枚)

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