「速度無制限」なのに“飛ばさない”!? ドイツの高速道路「アウトバーン」で起きた“意外な変化”に反響殺到! 「昔とは違うんだ」「今のほうが安心」の声も! 最新道路事情が話題に

速度無制限として世界的に知られるドイツの高速道路「アウトバーン」。かつては200km/h超で走るクルマも珍しくありませんでしたが、近年その走行風景に変化が見られるといいます。平均速度の低下やドライバー意識の変化を伝える今回の話題に、SNSではさまざまな声が集まっています。

「飛ばさない」理由はクルマ側にあった?

 しかし私は、平均速度低下の背景には、IWの指摘とは別の要因もあると考えています。それがADAS(先進運転支援システム)とBEV(電気自動車)の普及です。

2026年1月30日に発表されたメルセデス・ベンツ新型「Sクラス」は、高速道路での自動車線変更を支援する「プロアクティブ・レーンチェンジ・アシスト」を搭載 。長距離ドライブの疲労を劇的に軽減し、かつてないほど快適なクルージングを実現
2026年1月30日に発表されたメルセデス・ベンツ新型「Sクラス」は、高速道路での自動車線変更を支援する「プロアクティブ・レーンチェンジ・アシスト」を搭載 。長距離ドライブの疲労を劇的に軽減し、かつてないほど快適なクルージングを実現

 私がドイツ在住時に所有していたクルマにもADASが搭載されており、アウトバーン走行時にはほぼ常時使用していました。

 かつてのドイツでは「運転を楽しむ文化」が根強く、ADASに否定的なドライバーも少なくありませんでした。しかし一度その利便性を体験すると意識は変わり、現在では多くのドライバーがACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)やLKA(レーン・キーピング・アシスト)を活用しています。

 とくに大型かつ高性能なクルマほどADASが標準装備されており、燃費面でもメリットがあるため、速度無制限区間であってもADASオンで走行するケースが増えています。

 加えて、BEVの普及も平均速度を押し下げる一因です。近年は航続距離700km超のBEVも登場していますが、既存モデルの多くはそこまで余裕があるわけではありません。

 アウトバーンのサービスエリアには充電設備が整いつつあるものの、ドライバー心理としては「途中で充電せずに目的地に着きたい」と考えるのが自然です。その結果、速度無制限区間でもバッテリー残量を意識し、抑えめの速度で走行するBEVが増えています。

 ここでもADASは有効に機能し、一定速度での巡航を後押しします。BEVが一定割合を占めるようになれば、アウトバーン全体の平均速度が下がるのは必然と言えるでしょう。

 現在のアウトバーンは、無茶な運転をするドライバーが減り、全体として落ち着いた流れになっています。初めてアウトバーンを走る人でも、かつてのような緊張感や恐怖を感じる場面は少なくなっているはずです。

 ドイツをレンタカーで巡る旅を考えているなら、実はいまがちょうど良いタイミングなのかもしれません。

 今後、レベル3以上の自動運転技術が普及したり、BEVの充電時間が劇的に短縮されれば、アウトバーンの姿は再び変化する可能性もあります。

※ ※ ※

 アウトバーンの現状について、SNSではさまざまな声が寄せられています。

「昔は200km/hオーバーが当たり前だった」「250km/hでもバックミラー必須と言われた時代を思い出す」と、過去のアウトバーン体験を懐かしむコメントが多く見られました。

 また、「高速走行は想像以上に疲れる」「集中力が続かないのは確か」といった現実的な意見や、「今のほうが安全で走りやすそう」と、現在のアウトバーン環境を肯定的に捉える声も目立ちます。

 その一方で、「左車線をきちんと空ける文化はさすが」「クルマ社会が成熟している」と、ドイツならではの交通マナーを評価するコメントも多く寄せられました。

 かつての“速度無制限の象徴”というイメージから、より合理的で落ち着いた高速道路へ。アウトバーンは今、静かにその姿を変えつつあるようです。

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Writer: くるまのニュース編集部

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