軽自動車より安く買える!? “150万円以下”の“ちいさな高級外車”「ミニ」どんなモデル? 2リッター「ターボ」×6速MT搭載! 走りもアツい3代目「ミニ3/5ドア」とは

今や新車のスーパーハイトワゴン系軽自動車は、オプション込みで総額200万円を超えることも珍しくありません。しかし中古車市場に目を向けると、実はそれよりも安い「150万円以下」の予算で、人気のプレミアムコンパクトカーが狙えてしまいます。今回は、デザインも走りも一級品の第3世代「ミニ3ドア/5ドアハッチバック」の中古車事情を紹介します。

3ドアも5ドアも選べる! 第3世代ミニが「150万円」で射程圏内に

 オリジナルモデルが持つアイコニックさはそのままに、現代にマッチするモデルとして進化をしているBMWミニ。

 現在は2024年に発表された4世代目が現行型として販売されていますが、一世代前の3世代目(F56型)モデルもかなり手ごろな価格の中古車が増えてきました。

 そこで今回は、新車の軽自動車よりも安価な「150万円」という予算で、ミニの中でも最もスタンダートな「3ドア」ハッチバックモデルと、3ドアのスタイルはそのままに実用性を向上させた「5ドア」ハッチバックモデルに絞って、150万円の予算でどんな車両が狙えるのがチェックしてみたいと思います。

マイナーチェンジで個性的なテールランプを採用
マイナーチェンジで個性的なテールランプを採用

 日本では2014年4月から発売を開始した3世代目のミニは、まずは3ドアハッチバックモデルが登場し、半年遅れの同年10月に5ドアハッチバックモデルが登場しました。

 後部ドアを備えるミニは2世代目モデルにミニクロスオーバーというSUVタイプのモデルが存在しましたが、こちらはSUVらしいスタイルにリデザインされていたため、純然たるミニの5ドアモデルはこの代が初となっています。

 3世代目ミニのハッチバックモデルには、特別仕様車などを除くカタログモデルとして下からガソリンモデルの「ワン」、「クーパー」、「クーパーS」と、ディーゼルモデルの「クーパーD」、「クーパーSD」が存在し、3ドアモデルにのみ、ホッテストモデルの「ジョンクーパーワークス(JCW)」がラインナップされています(登場タイミングは異なる)。

 また3ドアハッチバックモデルのガソリン車には全グレードに3ペダルMTも用意されており、クラッチ操作と自身のシフトチェンジで操る楽しみを享受したいと考えるユーザーにも嬉しいモデルとなっています。

 2018年5月にはマイナーチェンジが実施され、ユニオンジャックをモチーフとした個性的なテールランプが備わるようになったほか、ディーゼルモデルとジョンクーパーワークスを除くAT車が7速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)となったことで、2ペダルモデルでもよりキビキビとした走りを楽しめるようになりました。

 そんな3世代目ミニのハッチバックモデルを150万円の予算で狙うとなると、残念ながらホッテストモデルのジョンクーパーワークスはまだ手の届かない存在となります。

 ただ、執筆時点で総額160万円ほどのジョンクーパーワークスもいくつか見つけることができたので、もう少し待てば150万円以内に入ってくるかもしれません。

 逆に最も安価な部類になると、総額50万円を切るものもチラホラ存在し、グレード的には一番台数が出たと思われる「クーパー」の3ドアモデルが中心となっています。

 一方、5ドアモデルは新車時3ドアの同等グレードよりもやや高めの価格帯となっていましたが、中古車となってからは近しい状態のものであれば、金額にそこまでの差は生まれていないようなので、5ドアを探すにあたって予算を多めに確保しなくても十分狙うことができそうです。

 マイナーチェンジ後の車両については150万円の予算上限に近い金額であれば複数見つけることができますが、やはりここでもクーパーやクーパーDが多めで、クーパーSやクーパーSDは走行距離が多めの車両がいくつか存在するといった状況。

 そして根強いファンがいる3ペダルの6速MTについては、そもそもの台数が少ないということもあって高値安定となっており、ベーシックな「ワン」であっても70万円は最低でも必要な状況。

 最高出力192psを発揮する2リッター直4ターボを搭載するクーパーSでは最適でも100万円という状況ですが、裏を返せば値落ちのしにくいモデルであるとも言えるかもしれません。

 愛嬌のあるスタイルとタイムレスなデザインで年式を感じさせない3世代目ミニではありますが、初期型はすでに10年以上が経過した輸入車ということで、購入後もメンテナンスフリーとはいかないかもしれませんが、それを補ってあまりある魅力を持ち合わせているのもまた事実。

 もし購入を検討しているのであれば、軽自動車よりも安く買える分、浮いた予算をメンテナンスに回すのが良いでしょう。

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Writer: 小鮒康一

1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。

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